「おはよう、あきちゃん。今日も可愛い」
「『あきちゃん』も『可愛い』もやめろ!」
今日もいつもどおり、里村は可愛い攻撃を仕掛けてくる。飽きないのかと思ってしまうくらいに、学校のある日は本当に毎日だ。
「そもそも、里村とそんなに仲いいつもりないんだけど」
「え、俺と仲良くなりたいって思ってくれるの? 嬉しいなあ」
「……」
今日もまた話が通じない。応戦するのも疲れてくるが、言われたままでいると、相手は絶対に調子に乗る。
正直、謎だらけだ。なぜこんなにも絡まれるのか、どうして自分が可愛いなんて言われるのか。嫌がらせにしては爽やかだ。里村みたいな男が章人を絡む対象にしていること自体が、まったく理解できない。オリエンテーションのあとなんて、なんの接点も会話もない状態からの現状だから、理解不能で当然だ。しかも、いつまで経っても止まらないどころか、暴走していく。クラスメイトが眺めてくる視線も見守るようなものになっていて、彼らの中では里村と章人はワンセットになっているに違いない。
なんだかな、とため息をつく。こんなふうに注目される毎日を望んだこともない。ただ普通に、穏やかに日々をすごせればそれでいいと思っていたし、今も思っている。
「章人、かーわい」
「可愛くない」
「そんなところも可愛いよ」
手を伸ばしてくるので、さっとよける。頭を撫でようとしていた里村は、「残念」と手をひらひらさせる。逃げられたことで油断したら、隙を突かれて頭を撫でられた。くそ。
「いい加減にしろ」
本当にいい加減にしてくれ。
里村の目的がわからないから、余計に疑問符が浮かぶ。なにかをしてほしいと特別なことを求めてくることがなく、ただ可愛い可愛いと笑顔で絡んでくる。その言動になんの意味があるのか、考えてみてもわからない。聞いてみようかと思ったこともあるけれど、なんとなく嫌な予感がしてやめた。調子に乗った里村にとんでもない要求をされたら、さらに困ることになるのは自分だ。
今日も、一日がいつもどおりにはじまった。
授業を真面目に受けていても、わからないことが出てくる。そういうときに、ノートのすみにわからないところをメモしている自分に気がついた。それは、里村にわからなかったところを聞かれたときに答えるため。
「……」
なんでこんなことしてんだ、俺。
完全に無意識でメモをしていた。里村の存在が当たり前になっている。里村が嫌なはずなのに、こんなふうに彼に期待をかけている。自分勝手だ。嫌なら離れればいいのに、突き放せないし自ら一歩を引けない。そんな自分の心の不可解さに気がついてしまい、なんとも言えない気持ちが胸に渦巻いた。もやもやするような、焦りとも取れる疑念に近いものは、ぐるぐると胸中に複雑さを起こす。
思考を停止し、授業に集中する。余計なことを考えているあいだに、授業が進んでしまう。章人はぼんやりしていても理解できるような、素晴らしい頭脳を持っていないのだ。里村のことは里村のこと、授業は授業、切り離さないと終わらない思議にはまる。
もう一度メモに視線を滑らせ、そうとわからないように小さく吐息した。変なの。
「あーきと」
「……」
「マスクメロンパン」
無言で椅子から立とうとした章人に、里村は購買の袋を揺らして見せてくる。悔しいけれど、座り直した。綺麗な微苦笑を浮かべた里村も、章人の前の椅子に座った。
「本当に章人はマスクメロンパンが好きだね」
「だっておいしいだろ」
「その気持ちを、俺に少しでも向けてくれたらいいのに」
「は?」
両手で頬杖をつき、満面の笑みでまっすぐに視線を向けてくる顔を、まじまじと見てしまった。
「いや、里村はマスクメロンパンじゃないだろ」
「なれないかなあ?」
「そもそもパンじゃないし」
なにを言っているのかわからないと思いながらも、章人も本気で返す。里村はマスクメロンパンを章人の手にのせ、姿勢を伸ばした。
「あーあ、俺もマスクメロンパンだったら章人の口に入れたのに」
「……っ⁉」
「章人のお口の中で、いたずらしちゃうかも」
「――」
言葉を失う発言に、どう反応したらいいかわからない。里村は、やはりにこやかに笑んでいる。呆れるべきか怒るべきか。どちらも不正解の気がして、章人は無視した。
「章人、放課後空けておいてね」
「なんで?」
「授業でわからないところ、見てあげる」
この温度差は何だろう。ふざけているかと思えば突然真面目な顔になるし、ついていけない。
「そんなのいい」
「よくないよ。わからないところをわからないままにすると、このあとつまずいちゃうかもしれないから、ね?」
「……」
言われていることは正しい。今の疑問をそのままにして先に進んでも、同じところでいつまでも引っかかるようになるだけだ。だったら、きちんとそのときに対処したほうがいい。
里村はよくわからない。でも、本当の本当は悪いやつではないとわかってはいる。わかっていても、可愛い可愛いと言われ続けると反発心しか起こらない。自分が狭量なのか。
「……じゃあ、頼む」
思いきって素直になってみた。里村は驚きを隠さずに目をまばたき、ふわりと表情を緩めた。
「まかせて」
悪いやつではない。むしろ優しい。
「素直な章人は格別に可愛いな」
「……」
悪いやつではない――はずだが、自信がなくなってきた。
放課後になり、章人の席で里村と机を挟んで向かい合う。ノートに、里村の持つシャープペンがさらさらと滑る。
「ここはね、こうやって」
ひとつずつ丁寧に教えてくれて、集中しないといけないのに頭が勝手に考えごとをする。
こいつ、なんでこんなに俺に優しくしてくれるんだろう。
可愛い攻撃の理由もわからないし、優しさの目的もわからない。なんらかの対応や感情を返してほしくてやっているとも思えない。そういったものを求めているのであれば、すでになにかしら要求されているはずだ。
「かーわい」
考えごとでいっぱいの頭を撫でられた。やっぱり嫌なやつだ。
「集中できない?」
「そんなことは、ないけど」
でも考えごとは止まらない。里村の言うとおり、集中できていないのだ。
「ちょっと休憩しよっか」
里村はシャープペンを置いた。気を悪くさせてしまったかな、と若干の焦りを感じる。
向かい合い、ただまっすぐに見つめられる。その視線が居心地悪く、章人が顔を背けると、ふっと噴き出したような小さな笑いが聞こえてきた。
「章人はどんな人が好き?」
「え?」
「好きなタイプ」
「……」
里村以外、と答えたくなってやめた。勉強を見てもらっていて、しかも集中できずに休憩しているときの言葉ではない。
なんとなく指で自分のシャープペンを転がす。里村の視線が、その指に注がれているのがわかる。ちら、と上目に里村を覗き見る。見た目はいいのにもったいない。章人に絡んでいなければ、数多の女子から告白されるに違いない。入学したばかりの一年のはじめの頃は、同級生だけではなく、上級生も里村に告白していたらしい。でも里村は女子を――というより章人以外を、まったく相手にしない。今ではみんな慣れているけれど、最初の頃は嫉妬の視線が痛かった。
懐かしいな。
ぼんやりと考えていたら、里村と目が合った。里村は一度まばたいて、目もとを綻ばせる。
「どうしたの?」
「いや」
覗き見がばれて気まずい。おかしな期待をされたら困るから、なんでもいいからそれらしいことを答えないと。
「人は、そう簡単には変わらないだろうなと思って」
二年生になっても三年生になっても、里村はきっとこのままだ。つまり自分も可愛い攻撃を受けるわけで、と考えたらげんなりした。ため息をつくと、里村がわずかに笑った。
「……そうだね」
「え?」
「人は変わらないって話。俺もそう思う」
里村はにこりと笑んで、章人の顔を覗き込んだ。
「だからさっさと捕まっちゃってよ」
急に距離が近くなり、心臓がどきんと鳴った。慌てて頭を引いて距離を取り、手で胸を押さえる。なんで突然こんな動きをするんだ、と心臓に問いかける。
「どうせ、俺の身長は変わらないよ」
話を逸らしたかったわけではないけれど、口から勝手に滑り出たのはそんな言葉だった。先ほどの自分の心音が謎すぎる。
「やだなあ、そんなこと気にしなくていいんだよ。章人はそのサイズで充分」
「サイズとか充分とか言うな」
突っぱねる章人に、里村は声をあげて笑う。おかしいことを言ったつもりはないので睨みつけるが、効果はまったくなかった。
「さて、続きやろうか。章人はここがちょっと苦手っぽいね」
「あ、うん……」
里村がシャープペンを取り、また勉強の続きに入る。詰まることのない流暢な解説に耳を傾けながら、そっと様子を盗み見た。勉強を見てくれているときは真面目できちんとした人間に見えるのに、どうしてそれが継続しないのだろう。
そういえば里村のことをよく知らない。里村は一方的に章人のことを知っているけれど、逆はまったくだ。知りたいわけではないし、知りたいとも思わない。でも、なんだかすっきりとしない。
「なに?」
「……っ」
見ていたことに気がつかれ、はっとして目を逸らす。わざとらしくノートを注視したけれど、里村は追及せずに解説を再開した。それでも、なんらかの期待をいだかれていたら嫌なので、言葉が途切れたところで口を開いた。
「……なんでもないから」
ノートを見ながらだから、里村がどんな顔をしているかはわからない。でも笑っているのが感じ取れた。悔しいくらいに里村の行動パターンが読める。
「俺が気になっちゃうんだね」
「ならない」
やっぱりこいつは話が通じない。
「『あきちゃん』も『可愛い』もやめろ!」
今日もいつもどおり、里村は可愛い攻撃を仕掛けてくる。飽きないのかと思ってしまうくらいに、学校のある日は本当に毎日だ。
「そもそも、里村とそんなに仲いいつもりないんだけど」
「え、俺と仲良くなりたいって思ってくれるの? 嬉しいなあ」
「……」
今日もまた話が通じない。応戦するのも疲れてくるが、言われたままでいると、相手は絶対に調子に乗る。
正直、謎だらけだ。なぜこんなにも絡まれるのか、どうして自分が可愛いなんて言われるのか。嫌がらせにしては爽やかだ。里村みたいな男が章人を絡む対象にしていること自体が、まったく理解できない。オリエンテーションのあとなんて、なんの接点も会話もない状態からの現状だから、理解不能で当然だ。しかも、いつまで経っても止まらないどころか、暴走していく。クラスメイトが眺めてくる視線も見守るようなものになっていて、彼らの中では里村と章人はワンセットになっているに違いない。
なんだかな、とため息をつく。こんなふうに注目される毎日を望んだこともない。ただ普通に、穏やかに日々をすごせればそれでいいと思っていたし、今も思っている。
「章人、かーわい」
「可愛くない」
「そんなところも可愛いよ」
手を伸ばしてくるので、さっとよける。頭を撫でようとしていた里村は、「残念」と手をひらひらさせる。逃げられたことで油断したら、隙を突かれて頭を撫でられた。くそ。
「いい加減にしろ」
本当にいい加減にしてくれ。
里村の目的がわからないから、余計に疑問符が浮かぶ。なにかをしてほしいと特別なことを求めてくることがなく、ただ可愛い可愛いと笑顔で絡んでくる。その言動になんの意味があるのか、考えてみてもわからない。聞いてみようかと思ったこともあるけれど、なんとなく嫌な予感がしてやめた。調子に乗った里村にとんでもない要求をされたら、さらに困ることになるのは自分だ。
今日も、一日がいつもどおりにはじまった。
授業を真面目に受けていても、わからないことが出てくる。そういうときに、ノートのすみにわからないところをメモしている自分に気がついた。それは、里村にわからなかったところを聞かれたときに答えるため。
「……」
なんでこんなことしてんだ、俺。
完全に無意識でメモをしていた。里村の存在が当たり前になっている。里村が嫌なはずなのに、こんなふうに彼に期待をかけている。自分勝手だ。嫌なら離れればいいのに、突き放せないし自ら一歩を引けない。そんな自分の心の不可解さに気がついてしまい、なんとも言えない気持ちが胸に渦巻いた。もやもやするような、焦りとも取れる疑念に近いものは、ぐるぐると胸中に複雑さを起こす。
思考を停止し、授業に集中する。余計なことを考えているあいだに、授業が進んでしまう。章人はぼんやりしていても理解できるような、素晴らしい頭脳を持っていないのだ。里村のことは里村のこと、授業は授業、切り離さないと終わらない思議にはまる。
もう一度メモに視線を滑らせ、そうとわからないように小さく吐息した。変なの。
「あーきと」
「……」
「マスクメロンパン」
無言で椅子から立とうとした章人に、里村は購買の袋を揺らして見せてくる。悔しいけれど、座り直した。綺麗な微苦笑を浮かべた里村も、章人の前の椅子に座った。
「本当に章人はマスクメロンパンが好きだね」
「だっておいしいだろ」
「その気持ちを、俺に少しでも向けてくれたらいいのに」
「は?」
両手で頬杖をつき、満面の笑みでまっすぐに視線を向けてくる顔を、まじまじと見てしまった。
「いや、里村はマスクメロンパンじゃないだろ」
「なれないかなあ?」
「そもそもパンじゃないし」
なにを言っているのかわからないと思いながらも、章人も本気で返す。里村はマスクメロンパンを章人の手にのせ、姿勢を伸ばした。
「あーあ、俺もマスクメロンパンだったら章人の口に入れたのに」
「……っ⁉」
「章人のお口の中で、いたずらしちゃうかも」
「――」
言葉を失う発言に、どう反応したらいいかわからない。里村は、やはりにこやかに笑んでいる。呆れるべきか怒るべきか。どちらも不正解の気がして、章人は無視した。
「章人、放課後空けておいてね」
「なんで?」
「授業でわからないところ、見てあげる」
この温度差は何だろう。ふざけているかと思えば突然真面目な顔になるし、ついていけない。
「そんなのいい」
「よくないよ。わからないところをわからないままにすると、このあとつまずいちゃうかもしれないから、ね?」
「……」
言われていることは正しい。今の疑問をそのままにして先に進んでも、同じところでいつまでも引っかかるようになるだけだ。だったら、きちんとそのときに対処したほうがいい。
里村はよくわからない。でも、本当の本当は悪いやつではないとわかってはいる。わかっていても、可愛い可愛いと言われ続けると反発心しか起こらない。自分が狭量なのか。
「……じゃあ、頼む」
思いきって素直になってみた。里村は驚きを隠さずに目をまばたき、ふわりと表情を緩めた。
「まかせて」
悪いやつではない。むしろ優しい。
「素直な章人は格別に可愛いな」
「……」
悪いやつではない――はずだが、自信がなくなってきた。
放課後になり、章人の席で里村と机を挟んで向かい合う。ノートに、里村の持つシャープペンがさらさらと滑る。
「ここはね、こうやって」
ひとつずつ丁寧に教えてくれて、集中しないといけないのに頭が勝手に考えごとをする。
こいつ、なんでこんなに俺に優しくしてくれるんだろう。
可愛い攻撃の理由もわからないし、優しさの目的もわからない。なんらかの対応や感情を返してほしくてやっているとも思えない。そういったものを求めているのであれば、すでになにかしら要求されているはずだ。
「かーわい」
考えごとでいっぱいの頭を撫でられた。やっぱり嫌なやつだ。
「集中できない?」
「そんなことは、ないけど」
でも考えごとは止まらない。里村の言うとおり、集中できていないのだ。
「ちょっと休憩しよっか」
里村はシャープペンを置いた。気を悪くさせてしまったかな、と若干の焦りを感じる。
向かい合い、ただまっすぐに見つめられる。その視線が居心地悪く、章人が顔を背けると、ふっと噴き出したような小さな笑いが聞こえてきた。
「章人はどんな人が好き?」
「え?」
「好きなタイプ」
「……」
里村以外、と答えたくなってやめた。勉強を見てもらっていて、しかも集中できずに休憩しているときの言葉ではない。
なんとなく指で自分のシャープペンを転がす。里村の視線が、その指に注がれているのがわかる。ちら、と上目に里村を覗き見る。見た目はいいのにもったいない。章人に絡んでいなければ、数多の女子から告白されるに違いない。入学したばかりの一年のはじめの頃は、同級生だけではなく、上級生も里村に告白していたらしい。でも里村は女子を――というより章人以外を、まったく相手にしない。今ではみんな慣れているけれど、最初の頃は嫉妬の視線が痛かった。
懐かしいな。
ぼんやりと考えていたら、里村と目が合った。里村は一度まばたいて、目もとを綻ばせる。
「どうしたの?」
「いや」
覗き見がばれて気まずい。おかしな期待をされたら困るから、なんでもいいからそれらしいことを答えないと。
「人は、そう簡単には変わらないだろうなと思って」
二年生になっても三年生になっても、里村はきっとこのままだ。つまり自分も可愛い攻撃を受けるわけで、と考えたらげんなりした。ため息をつくと、里村がわずかに笑った。
「……そうだね」
「え?」
「人は変わらないって話。俺もそう思う」
里村はにこりと笑んで、章人の顔を覗き込んだ。
「だからさっさと捕まっちゃってよ」
急に距離が近くなり、心臓がどきんと鳴った。慌てて頭を引いて距離を取り、手で胸を押さえる。なんで突然こんな動きをするんだ、と心臓に問いかける。
「どうせ、俺の身長は変わらないよ」
話を逸らしたかったわけではないけれど、口から勝手に滑り出たのはそんな言葉だった。先ほどの自分の心音が謎すぎる。
「やだなあ、そんなこと気にしなくていいんだよ。章人はそのサイズで充分」
「サイズとか充分とか言うな」
突っぱねる章人に、里村は声をあげて笑う。おかしいことを言ったつもりはないので睨みつけるが、効果はまったくなかった。
「さて、続きやろうか。章人はここがちょっと苦手っぽいね」
「あ、うん……」
里村がシャープペンを取り、また勉強の続きに入る。詰まることのない流暢な解説に耳を傾けながら、そっと様子を盗み見た。勉強を見てくれているときは真面目できちんとした人間に見えるのに、どうしてそれが継続しないのだろう。
そういえば里村のことをよく知らない。里村は一方的に章人のことを知っているけれど、逆はまったくだ。知りたいわけではないし、知りたいとも思わない。でも、なんだかすっきりとしない。
「なに?」
「……っ」
見ていたことに気がつかれ、はっとして目を逸らす。わざとらしくノートを注視したけれど、里村は追及せずに解説を再開した。それでも、なんらかの期待をいだかれていたら嫌なので、言葉が途切れたところで口を開いた。
「……なんでもないから」
ノートを見ながらだから、里村がどんな顔をしているかはわからない。でも笑っているのが感じ取れた。悔しいくらいに里村の行動パターンが読める。
「俺が気になっちゃうんだね」
「ならない」
やっぱりこいつは話が通じない。



