「あれって俺に言ったのかな」
コーヘイはそう呟くと、
「いやいや、俺にだろ」
ユウキも引く気はないようだ。
「お前、足も使えねーんだし、ちんこも立たねぇだろ」
「は?失礼な。お前よりかはデカいし、てか、お前のんめちゃくちゃ小さかったよな」
「は?黙れよ。俺さっきキスしたんだぞ」
「あぁ、知ってるよ。エレベーターで迎えに来た時に口元にキスマークついてたからな、分かってるわ」
「そもそも俺がコンビニ行った時にそっちもイチャイチャしやがって」
「んゥ゙、ハーぁ、俺はジェントルマンで対応したわ」
この口論はしばらく終わらなかった。終えたのは長いトイレを終えた女が戻ってきた時だ。
女は荷物をまとめそそくさと店を出た。2人も追うように店を出ようとしたが、会計が終わっていない為、2人は割り勘で3人分支払って店を出た。
ビル前に女は待っていた。女と合流したユウキとコーヘイは3人でホテルに向かった。