景文は、私の肩を抱き寄せる。

「これからは、俺がずっと、君の味方だ。」

やさしい温もりに包まれながら、私は静かに涙を流した。

こんなにも心が救われる日が来るなんて――夢のようだった。

それから――景文の溺愛は、嵐のように始まった。

「ん……ああ、景文……もう……」

まだ陽が高く天に昇っているというのに、私は彼の腕の中で何度も甘く震えていた。

「まだだよ、翠蘭。……君が足りないんだ。」

景文の声は低く掠れて、どこまでも熱を帯びていた。

何度重ねた肌なのに、彼の欲望は尽きることを知らず、私の深くまで、愛を刻みつけてくる。

「んんっ……あっ……ああっ……!」

指先が、舌が、熱が――全てが私を求めてくる。

恥ずかしいくらいに、私の奥底まで、彼の愛が注がれていく。

「……君が、あの男に奪われたと思うと……」

「景文……」

「何度でも、俺のものだって……教えなきゃ……」