記憶喪失の君と過ごす最後の1年

なんやかんやあって1ヶ月が過ぎ気温が上がり蝉の鳴く頃
俺は死ぬまでにやりたい100のことの1つ的なものを結芽に提案した

「ねぇ結芽、夏祭り行かない?」

「え?突然だね?」

「結芽様!夏祭りデート行きたいです!この通りです」

俺は華麗なスライディング土下座を披露しドン引きしている結芽を見上げ

「急に土下座するなよ!でも、私たちが恋人だったんだったらそれくらいいいか」

結芽が笑いながらそう言ってくれた
でも別れた覚えないし恋人だったって言われるのはちょっと心外だなと思いながら

「守りたいその笑顔。。」

「ん?なんか言った??」

「なんも!」

あっぶねぇつぶやきが漏れてしまった。
でもほんとに結芽のこの荒地の中で周囲を輝かすぱっとさく向日葵のような笑顔が好きだよ。

「俺、結芽の浴衣姿見たーい!」

「私花火大会いきたーい!」

「よしっ!じゃあ結芽は浴衣着て俺らで花火大会いこ!」

双方の案を合体させ案を出す。
実際結芽の浴衣姿は惚れ直すレベルでほんとに綺麗だったし

「りー!!」

結芽の了解を『りー』に略す癖は記憶喪失でもあるんだな。。結構面白いもんだな

「ねぇねぇ遥ってさ私の1個歳上じゃん?中学生の時どんな繋がりあったの?」

「えーと部活の先輩後輩って感じだな」

「えーこんな馬鹿が先輩だったのー?!まじかよ」

結芽のこのバカにするような笑い方も可愛いちょっとウザイけど100億点あげちゃう

「馬鹿じゃないもーんだ!」

つかさず言い返す。
実際結芽に勉強なら負けてるけど身長体格体重運動能力なら圧倒的に勝ってるんだから。
でもこんな会話の下りも凄くたのしいなぁって思えちゃうのがすごい


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夏祭りデート楽しみだね