次の日俺は結芽に正直に白血病の事を伝えた

「え、、遥死ぬの?」

「うん、そうなるね」

我ながらよくこんなこと医師と同じように淡々と言えるのかと驚いている死ぬのは俺自身なのにまるで誰かを映してる映画を見てるような気分だ

「遥が死んだら私誰の為に記憶思い出せばいいの?ねぇ誰と遊べばいいの?遥といた時間思い出せないまま過ごして生きたくないよ、私が忘れたら遥の生きる場所がへっちゃうよ?人の心なら生きながられるって聞いたから。」

結芽が泣きそうな悲痛な声で弱音を吐くことなんていつぶりだろうか。。確か試合で負けた時くらいだぞ、、

「大丈夫、あと1年あるから思い出せると思うよ。万が一思い出せなかった時のために2人の思い出書いたノート作っとくからゆっくりね、思い出して欲しいけど無理の方が俺はして欲しくないから」

思い出してくれ。。結芽も辛いと思うけど忘れられた俺も辛いんだよ。

「わかった頑張るね」

あとはあれだ、

「ねぇ結芽俺の死ぬまでにやりたい100のことやるの手伝ってよ」

「いいよ。」

そんな今にも泣きそうな顔で伝えてくるなよこっちまで泣きそうになるから結芽と離れたくないな出来ればずっと一緒にいられたらいいのにななんでそんな世の中は無情にも程があるだろ

「んじゃ俺家帰るわまたな!」

「うん。絶対。絶対また来てね!」

「もちろん」

結芽が絶対って2回言ったのはまた来て欲しいってことなんだろうな可愛いヤツめでもこの生活もいつまで続けられるのかが難点だな
けど結芽のことは絶対に泣かせたくない


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どうしてそんな泣きそうなんだよ。