僕のレールは空に続く

文化祭が終わった夜、蓮は団地の脇にある小さな跨線橋に立っていた。夜風が制服の袖を揺らし、遠くから電車のヘッドライトが近づいてくる。

その光の先には誰かが乗っている。仕事帰りの人、旅行の人、人生の途中にいる誰か。蓮は小さく頭を下げるように礼をしながら、胸のなかで誓った。 「ぼくは、止まりたい人のために止まり、進みたい人のために走れる車掌になる」

電車が通り過ぎたあと、ヘッドライトが遠ざかると、星が少しだけ明るく見えた。それはまるで、レールの上に散らばった未来の灯りのようだった。