僕のレールは空に続く

専門学校卒業の日。蓮は東京駅に立っていた。雑踏の中にいても、蓮は一つ一つのドアの音、アナウンスの声、人々の気配に耳を傾けていた。

ホームの端に立ち、少し目を閉じる。「通過するだけじゃ、気づけない景色がある。僕は、それを案内できる人になりたい」

その思いを胸に、蓮は自分の路線図に新たな駅を書き加えた——「記憶案内駅」。そして隣には「連結希望駅」と名付けた。人と場所、思い出と未来、すべてが繋がるような場所を夢見て。