『【東京】朝比奈第三高等学校 2年 久瀬蓮選手 OH
パワー、テクニック、スピードを兼ね備えた強烈なスパイクが持ち味のOH。全国の舞台での躍動が見たい要注目選手。
Q,課題
A,個人としてはジャンプサーブの精度と威力の向上。
威力に振り切るとコントロールが落ちるのが大きな課題。
あとは試合の後半、若干スパイクの打点が下がってくるのでスタミナをつけたい。
チームとしては予選敗退が続いているので、その先に進むためにはどうしていくのかチーム一丸となって考えたい。
Q,目標
A,中学2年の時に自分の勝利にこだわる気持ちが強すぎて、チーム内に不和を起こしてしまったことがあった。
部活をやめようかと考えていた時に出会った他校の1つ年上のサウスポーの選手が目標。
絶対的なエースはチームがあって成り立つもの。
エースはチームから信頼してもらう必要があること。
信頼してもらうには自分がチームを信用すること。
強くなりたいと思うこととセルフィッシュになることは違うこと。
俯瞰の目をもつこと。
肩の力を抜いてプレーすること。
技術面だけではなく、バレーにおいて大切な考え方を教えてもらった。
その人を越えたい。
高校バレーではIH、春高への出場。
最終的には日本代表としてオリンピックに出場したい』
塾が終わってから帰宅して、私はリビングのソファーで蓮先輩から受け取ったバレー雑誌を読んでいた。
ページの1/4とは言っていたけど、ちゃんと蓮先輩の顔写真もインタビューも掲載されている。
もちろん見開き2ページ使われたり、大きく特集されている選手も何人かいたけれど。
日本全国の本屋さんに蓮先輩が載った雑誌が並べられているのかと思うと不思議な気分になった。
この目標にしている選手が流星なんだろう。
流星だったら、こういうことを軽く蓮先輩に伝えてしまうだろうなと雑誌に目を走らせながら思った。
他校のライバル選手だとしても、困っていればきっと流星はなんてことない軽い調子で手を差し伸べてしまうのが容易に想像できてしまう。
私と蓮先輩は同じ時の流星をそれぞれ違う場所で知っていたんだ。
蓮先輩は私と流星に関わりがあったことは何も知らないはずだ。
その週の金曜日には英語スピーチ大会が7時間目に第一体育館で行われた。
全校生徒916名が聴衆者。
しかも私は1年A組のためトップバッターだった。
原稿を見ないで話せたし、練習の成果か落ち着いて最後まで話し切ることが出来た。
開放された扉から生温い風が吹き抜ける体育館でクラス代表の1年から3年まで27名が英語で自分が決めたテーマに沿ったスピーチを披露する。
8位までが入賞となり、私は4位に入賞して賞状をもらうことが出来た。
「明紗ちゃん、入賞おめでとう!」
大会が終わって教室に戻ってくると1年A組のみんなが労ってくれた。
「明紗ちゃんが1A代表でよかったー!」
「スピーチすごく良かったよ」
「頑張ったねー」
主に女の子たちに祝福されながら囲まれて、「ありがとう」と素直に返す。
海外にある姉妹校との交流会に参加出来る権利がもらえるのは3位までだから少し悔しかったけれど、無事に終わって、結果も伴ったことに安堵していた。
「これで、またユズの明紗のファンが増えちゃうよー」
「明紗ちゃんは久瀬先輩のだってー!」
「三高の憧れカップルだもんねー。このまま結婚までいってほしい」
蓮先輩も次に顔を合わせた時は私にお祝いの言葉を送ってくれた。
パワー、テクニック、スピードを兼ね備えた強烈なスパイクが持ち味のOH。全国の舞台での躍動が見たい要注目選手。
Q,課題
A,個人としてはジャンプサーブの精度と威力の向上。
威力に振り切るとコントロールが落ちるのが大きな課題。
あとは試合の後半、若干スパイクの打点が下がってくるのでスタミナをつけたい。
チームとしては予選敗退が続いているので、その先に進むためにはどうしていくのかチーム一丸となって考えたい。
Q,目標
A,中学2年の時に自分の勝利にこだわる気持ちが強すぎて、チーム内に不和を起こしてしまったことがあった。
部活をやめようかと考えていた時に出会った他校の1つ年上のサウスポーの選手が目標。
絶対的なエースはチームがあって成り立つもの。
エースはチームから信頼してもらう必要があること。
信頼してもらうには自分がチームを信用すること。
強くなりたいと思うこととセルフィッシュになることは違うこと。
俯瞰の目をもつこと。
肩の力を抜いてプレーすること。
技術面だけではなく、バレーにおいて大切な考え方を教えてもらった。
その人を越えたい。
高校バレーではIH、春高への出場。
最終的には日本代表としてオリンピックに出場したい』
塾が終わってから帰宅して、私はリビングのソファーで蓮先輩から受け取ったバレー雑誌を読んでいた。
ページの1/4とは言っていたけど、ちゃんと蓮先輩の顔写真もインタビューも掲載されている。
もちろん見開き2ページ使われたり、大きく特集されている選手も何人かいたけれど。
日本全国の本屋さんに蓮先輩が載った雑誌が並べられているのかと思うと不思議な気分になった。
この目標にしている選手が流星なんだろう。
流星だったら、こういうことを軽く蓮先輩に伝えてしまうだろうなと雑誌に目を走らせながら思った。
他校のライバル選手だとしても、困っていればきっと流星はなんてことない軽い調子で手を差し伸べてしまうのが容易に想像できてしまう。
私と蓮先輩は同じ時の流星をそれぞれ違う場所で知っていたんだ。
蓮先輩は私と流星に関わりがあったことは何も知らないはずだ。
その週の金曜日には英語スピーチ大会が7時間目に第一体育館で行われた。
全校生徒916名が聴衆者。
しかも私は1年A組のためトップバッターだった。
原稿を見ないで話せたし、練習の成果か落ち着いて最後まで話し切ることが出来た。
開放された扉から生温い風が吹き抜ける体育館でクラス代表の1年から3年まで27名が英語で自分が決めたテーマに沿ったスピーチを披露する。
8位までが入賞となり、私は4位に入賞して賞状をもらうことが出来た。
「明紗ちゃん、入賞おめでとう!」
大会が終わって教室に戻ってくると1年A組のみんなが労ってくれた。
「明紗ちゃんが1A代表でよかったー!」
「スピーチすごく良かったよ」
「頑張ったねー」
主に女の子たちに祝福されながら囲まれて、「ありがとう」と素直に返す。
海外にある姉妹校との交流会に参加出来る権利がもらえるのは3位までだから少し悔しかったけれど、無事に終わって、結果も伴ったことに安堵していた。
「これで、またユズの明紗のファンが増えちゃうよー」
「明紗ちゃんは久瀬先輩のだってー!」
「三高の憧れカップルだもんねー。このまま結婚までいってほしい」
蓮先輩も次に顔を合わせた時は私にお祝いの言葉を送ってくれた。



