
- 作品番号
- 1755379
- 最終更新
- 2025/07/25
- 総文字数
- 9,922
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 43
- ランクイン履歴
-
総合2位(2025/09/04)
青春・恋愛1位(2025/09/04)
『関東は深夜にかけて大雪の予報です。都心でも――』
天気予報は大雪
***
「大丈夫ですか?」
「え?」
「電車、今日はもう運休になるみたいですけど。須田さんの路線も入ってたと思います」
今一番話したくない彼と二人きりでタクシーに乗る夜
それは音もなく、降り積もる
気づいたら後戻りできないくらい、しんしんと
***
須田美波
24歳・会社員
葉山匡
23歳・会社員
***
- あらすじ
- 天気予報が深夜の大雪予報を告げる日。
須田美波は運悪く終電を逃してしまう。
そこを助けてくれたのは、仲の良い後輩の葉山だった。
いや、正確には先週まで仲の良かった相手だ。
先週金曜に二人で飲みに行った際、美波はあることを口にした。
そのせいで「須田さんとは、もう飲むのやめます」と言われてしまったのだ。
そんな彼と二人でタクシーに乗り込むことに……
この作品の感想ノート
こんにちは〜!やっとこさ読ませていただきました!
いきなり失礼なこと言います、ごめんなさい。
Xでのねずみさんって、人が気づかないようなところに気づく面白い視点の持ち主だな〜と勝手なイメージを抱いていたんですが、こんな大人の甘酸っぱいキュンをお書きになる人だったんだ〜!と興奮しております。
ちょっとしたことがきっかけで葉山くんが気になる存在になったところ、めっちゃリアル。
恋愛ってそういうものだよね、と美波ちゃんの気持ちにすごく共感しました。
冒頭から物語の中盤まで、金曜日の夜に言った葉山くんの言葉がぽつりぽつりと出てきて、このふたりには一体なにがあったの?と気になる気持ちがマックスになったところで明かされる、美波ちゃん視点での金曜日の夜の出来事。
切な〜!!めっちゃ切な〜!!!そりゃ職場でも普通に話せなくなっちゃうわ、終電逃して葉山くんといる今の状況にも困惑しちゃう!
葉山くんの優しさが切なくて、でも絶妙に切なすぎなくてどこか期待を持ちながら読み進めました。
そして最後の展開で溜まったフラストレーションが解消され、なんと読後感のよいこと。
ちょっとSっ気のある葉山くんにまたキュンキュンしちゃいました。
「終電」「大人」ときたらなんだかセクシーな夜(爆)を想像しちゃってたんですが、青春恋愛のように甘酸っぱくてちょっぴり切ないお話がとてもとても好きでした。
それに登場人物がなにしてるかも手にとるようにわかって、自分が物語に飛び込んだ感覚にもなりました。ドラマみたい。
面白かった〜!!超絶長い感想でごめんなさい。
どうもありがとうございました!
2人の関係性の表し方が素晴らしく、とても参考になりました。
勘違いしてる主人公と葉山くんはあれこれ、アピールしてる描写とか本当うまい!すごいなぁと思いました。
後半、1人で葉山!って叫んじゃいました笑
最後は2人が結ばれてホッとしました。雪の話なのにちょっとキュンキュンで暖かくなりました。
葉山くん、ありがとう😭
ふたりのやることで書くところ書かないところが上手すぎます。文章も読みやすく、そこも参考になりました。
距離が近づいていく恋愛ってこうだよなってドキドキしながら読ませていただきました。
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