終電(仮)

『ここは何処だ?』

白い天井。なんか騒がしいような?

「病院?」
『ナースコール押すか。』

しばらくすると、人が何人か来て診察される。

「うん。過労だね。」

『ああ、遂に。』
「はい。」

 ご飯、いつ食べたか。睡眠時間はどれくらいとか。取りあえず普通なら出来ることを大量に聞かれた。よく考えると、何一つ出来てない。ご飯は、ゼリー。睡眠時間は、二時間。倒れるのもしょうがない。

もう、このまま死ねたら良いのに。

《加藤さんは必要です。》

坂田の声がハッキリと再生される。そこに坂田は居ないのに。簡単な言葉で容易く救われる。浅はかで本当に愚か。坂田の言葉は社交辞令かもしれないのに。こんなにも言葉って重い。だから、私は声にしない。出来ない。因果関係は分からないが、孤独なんだ。ずっとーーー。暗闇を彷徨うかのように。泣いても笑っても、満たされない。空虚で空洞で、言いようのない不安に時々襲われる。ずっとこのままは、いやだなぁ。