悪党だらけの乙女ゲームに転生したけど、×亡しすぎて残機が足りない!(溺愛もあるよ★)

 紅龍様にマユコがガルー推しだと言えば、絶対に『じゃあガルーをくれてやレ』とか冷酷非情に言いそうなので、とにかくそこらへんはフンワ~リ誤魔化しておかねば……!



 ガルーの貞操は私が守るからね! とガルーに目くばせする。

(ガルーは「????」って顔だったけど)



 私は紅龍様にマユコとの出来事を可能な限り詳細に報告した。



「マユコですが、雄っぱい大好きな変態なので、とりあえす雄っぱい見せておけば撃退できるようです(キリッ」



 紅龍様が噴き出した。



「ナンだよソレ! 新手の怪異かヨ! しかも見せたら逆に這い寄って来るんじゃねーのカ!」

「特にガルーの乳だとムチムチしてるので良いかなって思います(キリッ」

「急に雄っぱいソムリエになってんじゃねーヨ!! ワタシだってスゲぇシ!!」



 紅龍様がドン引きしていたけど、真実を話せばガルーが死ぬ……!(貞操が)

 でも紅龍様は教会の椅子にドカッと腰掛けると、足を組んだ。



「……まぁ、パンピー相手にワタシが出張るまでもないと思って茨鬼あたりを送り込もうと思っていたガ……。ガルーの乳見せて穏便に済むってぇんなら、それで良いカ」

「……何でオレが露出狂みたいな扱いになってんだよ……」



 ガルーが文句を言ってたけど、そのぱっつんぱっつんの服で『オレ清楚キャラだから♥』とか言う方がおかしいでしょ! どう見ても巨乳えっちキャラの分類よ!!



 まぁ、マフィアクターのキャラは全員エッチなスチルがあるし、変態プレイも多少あるけど、ガルーは割とノーマルプレイが多いのよね~。(変態プレイが多いのは、サングレと珠天先生)



 なーんて考えてグフグフ笑っていると、全員から『またロクでもないこと考えてるな……』って目で見られた。

 ち、ちげーし!! 本編の貴方達がエッチなことしてるの思い出してただけだし!(じゅるり)

 ホント、よくぞあれだけのエロとバッドエンドを考えたわねってくらい、マフィアク制作陣やばいわ……。



 と、本編に想いを馳せていると、紅龍様に手招きされた。

 何だろ?

 近づくと、彼は自分の隣の席をぽんぽん叩く。

『座れ』ってことなのかなと思って腰掛ける。



 すると、膝に、どすん、と重みがかかったのだ!

 見てみると、膝の上には赤毛の頭が!

 紅龍様が私の膝を枕に寝ている!? ちょ、まっ!?



 膝

 枕

 だ

 と

 ?



 途端にガルーとサングレが身構えたけど、ちょっと待ってちょっと待って!

 膝枕って、最も見られたくないアングルから顔を見られるものですからね!?

 紅龍様だから避けれないだけで、顔面のうぶ毛とかが光を浴びて、そよいでたらどうしようって内心で焦ってんの!



 そんなオロオロしている私の後頭部に紅龍様の手が伸びる。



 そして……



 ぐっ と近づけられる顔。



 唇に触れる、熱くて柔らかい感触。



 キス、されていた……。



 キス、された、よね? え? 



 脳がバグる私の目の前では、舌なめずりして笑う紅龍様。



 しかし少女漫画にあるような『紅龍……様っ……///////』みたいな展開になる前に、狂犬2匹が牙を剥いた。

 ガルーが銃を構え、サングレが自身の異能である肉体の刃物化を瞬時に行う!

 待て待て待てぇえええええええええええええええぇえええええいっッ