そして――宣言される。


 「七日後、冥の正式なる婚儀を執り行う。
 冥花の姫・雪白を、我が唯一の妃と定める」


 それは、全ての存在への“宣誓”だった。


 ――冥に、光など要らぬ。
 この闇にこそ、咲くべき花があるのだから。