その夜、葵は納屋で眠りにつこうとしていたが、胸の高鳴りで眠れなかった。 焔夜の言葉が頭を離れない。桜ノ神…本当に彼が神様なのだろうか? そして、なぜ自分にそんなことを?彼女は藁の上で身を丸め、そっと呟いた。 「選ばれし者……なんて、私には似合わない」 だが、闇の中で、桜の花びらが一枚、彼女の枕元に落ちていた。それはまるで、焔夜が見守っているかのような、不思議な光を放っていた。