「それ恋じゃん! な瞬間十選、だって」
「……え? 何、恋?」
急に言われて、肋骨の奥で心臓が跳ねる。俺の前でスマホを見ていた夏目は、「だから、それ恋じゃん! な瞬間十選」と繰り返す。その横では、五十嵐が静かにお茶をすすっている。
八月最後の月曜日の、午後三時。バイト帰りに大学図書館に寄ったら、同じく図書館に来ていた夏目と五十嵐に偶然会った。「暑すぎるから夕方まで涼んでいこうって話してたんだけど、瀬田もどう?」と夏目に誘われ、学食でダラダラと過ごしていたところだ。
夏休み中にもかかわらずテーブル席は半分ほど埋まっていて、学食内はにぎやかだった。ざわめきの中でも、夏目のよく通る声はまっすぐに俺の耳に届く。
「今日、暁斗が出る特番。視聴者の皆様から募集した、恋に落ちた十の瞬間をお届け! 胸キュン必至の再現ドラマは、話題沸騰中のLove Sickリーダー・三橋暁斗が主演を務めます……だってさ」
「あ、ああ、なんだそういうことか……」
夏目の説明に、ホッと胸を撫でおろす。店長や真緒に次いで、夏目まで恋とか言い出したからびっくりしてしまった。
ここのところ、俺は変だ。
テレビに映る暁斗を見ていると、妙に鼓動が速くなる。それに、抱きしめられたあの時の記憶が、ふとした瞬間に容易によみがえるようになった。
本当にちょっとしたことで思い出してしまうから、日常生活がままならない。今日もバイト先で危うく皿を落とすところだった。
――抱きしめられて、ちょっとびっくりしただけ。
――暁斗も、よくやっちゃうって言ってたから、何も特別なことじゃない。
――恋じゃん、なんて無責任にはやし立てられたせいで、勘違いしてるだけだ。
最近おなじみになった言葉を、呪文のように胸の内で唱えて気持ちを落ち着かせる。そんな俺をよそに、夏目は画面をスクロールしながら「暁斗ビジュいいなー」とつぶやいた。
「ラブシ、最近テレビで見ない日ないな。やっぱCDデビューってすごいことなんだな」
夏目の横から五十嵐が口をはさむ。近くのテーブルからも、「うわ、三橋暁斗やっぱ顔いいわ」「映表コースの二年なんでしょ? 生で見られるうちにもっと拝んでおけばよかったー」と声が聞こえてきた。夏目と同じく、番組の告知ページを見たのだろう。
「あいつさー、家帰ってんの?」
「いや全然。デビュー発表のあと、一回だけ家に明かりついてんの見たけどな」
「本当にここまで長かったよなー。やっと夢が叶って、なんつーか俺も安心したよ」
「だからお前はあいつの母親かよ」
――そっか、二人は幼なじみなんだっけ。
いつか聞いた、暁斗の言葉を思い出す。抱きしめられた時のことまでうっかり思い出されそうになって、俺はあわてて記憶に蓋をしつつ尋ねた。
「暁斗って、そんなに長いことアイドル目指してたんだ」
「そうそう、小二の時にエイティーズ事務所にスカウトされてさー。そっから今までずーっとアイドル候補生」
夏目はあっさりとそう言ったけど、俺は思わず「小二!?」と聞き返してしまう。それなら暁斗は、人生の半分以上はアイドル候補生をしていたことになる。
「俺が小二の頃なんて、ひたすら遊びまわってたのに……」
引っ越す前で傷もなくて、まだ友達もけっこういた頃だし……と脳内で付け足す。俺が山奥の町で虫やカエルをとっていた時期に、暁斗は大人たちに混じって仕事をしていたのかと思うと、なんとも言えない気持ちになった。
「いや普通はそうだろ、小二なんて。まあ、スカウト自体は全然不思議に思わなかったけど。ちょっと見ないレベルの美少年ってことで、昔から近所では有名だったし」
五十嵐が思わずといったふうに苦笑する。
「暁斗はファンがつくのも早かったし、すぐにデビューするだろうなんて言われてたけど……結局、十年以上かかったな」
「なー、俺も航大もヤキモキしてたよな。違う候補生グループがデビューするたびに、暁斗んち行って菓子パしたっけ」
「懐かしいな、おい。……まあ、デビューできてよかったよ、本当に」
「今度は航大が母になってんぞー」
しみじみと言い交わす二人は、なんだか幸せそうに微笑んでいた。夢を追う暁斗の姿をずっと見てきたから、本当に嬉しいんだろう。
そう思った時、胸の奥がチリッとした。次いで、子猫に爪を立てられたみたいな、小さな小さな痛みがやってくる。
――二人は、俺の知らない暁斗をたくさん知ってるんだ。
また胸の奥がチリッと、今度は明確に痛んだ。……五十嵐と夏目は暁斗の幼なじみなんだから、そんなの当たり前のことなのに。
なぜだろう。その事実は、無性に俺の胸を痛くする。
「まあそういうわけだからさ、今日の特番、瀬田もよかったら見てやってよー。瀬田ってあんまりバラエティとか興味なさそうだけど」
「……チャンネル権があったら見るわ」
それだけ返すと、夏目は「あー、わかる。この時間は争い起こるよなー」とおかしそうに笑った。
どうせチャンネル争いが起こるだろうと思っていたのに、その夜、家族はみんな不在だった。無音のリビングの静けさに耐えられなくなって、結局、例の特番を見てしまう。
当たり障りのないグルメリポートのコーナーが終わると、再現ドラマのコーナーが始まった。視聴者から募集した十個の「恋に落ちた瞬間」がランク付けされ、きらびやかなドラマとなってテレビに映し出される。
さまざまなストーリー、シチュエーションに合わせて、暁斗は会社の同僚や先輩、担当美容師、学校の先生など、あらゆる職業の人間を演じ分けてみせた。整った顔が不敵に笑ったり、静かに涙を落としたりするたびに、ワイプ画面で女性タレントが歓声を上げる。
画面の中の暁斗を見ていると、やっぱり鼓動は不思議なくらい速くなった。左胸がいつもより苦しい気さえして、ふだんはあまり意識しないけれど、心臓って本当にここにあるんだなあとぼんやり思う。
「それ恋じゃん! な瞬間第三位! 『同級生のイケメンが、学園祭で……!?』」
と、陽気なナレーションが次のシチュエーションを説明する。高校のクラスでは目立たない女子だった投稿者が、学園祭でメイクをしてもらうことになった時の話だという。
再現ドラマが始まり、高校の教室が映し出される。「学園祭はメイド喫茶で決まり」という声に、派手な女子グループが歓声を上げる。地味なメガネをかけた投稿者役の女優は、私には関係ないことだと窓の外をながめている。
ところが学園祭当日、メイド担当の女子が一人休んでしまい、投稿者がその代わりを務めることになった。メイクさせてー、と言われた投稿者は仕方なく、太いフレームのメガネを外す。それを見て、たまたま通りかかったイケメン同級生が驚いた顔をする。
「えっかわいい」
思わずこぼれた、といった調子の声に、イケメン同級生――暁斗ははっとした顔で口元を手で覆う。
その瞬間、何かを考えるより先に思った。
――いやだ。
ソファーから立ち上がり、リモコンを乱暴につかんで電源ボタンを押す。
暗くなった画面に、俺の姿がぼんやりと映った。肩で息をする、幽霊みたいなその影を見るうちに、はっと我に返る。
――俺、今、いやだって思った……?
気のせいなんかじゃない。その証拠に、胸の奥がまるで火傷を負ったみたいにヒリヒリ痛い。嫌悪と……まぎれもない嫉妬によって。
暁斗が、誰かを褒める顔を見たくなかった。
かわいいだなんて、言うなって思った。
うそだろう、と驚愕する一方で、ああそうか、と妙に納得する自分がいる。リモコンから手を離し、のろのろとソファーに座った。
昼に学食で、五十嵐と夏目と話している時も、胸が痛かった。俺が知らない暁斗の過去を知っている二人が、心の底からうらやましくて。……正直、ちょっと嫉妬したんだ。そのことに、やっと気づいた。
――暁斗が好きだ。
声は出さずに、唇を動かす。胸の奥のヒリつきが強くなって、なんだか泣きそうだ。
友達だからだろうかと思う一方で、本当はずっとわかっていたような気もする。
友達相手にこんなにドキドキするはずもないことも。暁斗に対しては、綺麗なばかりではない感情が芽生えつつあることも。
――だけど、認められなかった。
だって暁斗は、誰もがデビューを待っていたアイドルだ。ラブシのリーダー・みいくんの愛はファンの人たちに等しく注がれるべきだってことくらい、アイドルに疎い俺にもわかる。それに暁斗自身も、アイドルになるためにずっと努力してきたのだから。……俺に気持ちを向けてくれる可能性なんて、万に一つもない。
始まる前から叶わない、報われないことがわかっている恋なんて、無謀でむなしい。だから、思いの正体が見えそうになるたび遠ざけた。
でも、もう無理だ。
――好きだ。
もう一度、声に出さずにつぶやいた。
本気で笑った時の、目尻に笑い皺が寄った顔が好きだ。
好きなものを語る時の、生き生きした表情が好きだ。
俺のいいところを見つけて、直球で褒めてくれるところが好きだ。
思えば思うほど、胸の痛みが強くなっていく。だってこの気持ちは、どこにも行き場がない。誰かにすくい上げられることもなく、俺の中で降り積もるだけ。
――好きって、苦しいんだ。
焼けつくような痛みの中で、そう思った。
「……え? 何、恋?」
急に言われて、肋骨の奥で心臓が跳ねる。俺の前でスマホを見ていた夏目は、「だから、それ恋じゃん! な瞬間十選」と繰り返す。その横では、五十嵐が静かにお茶をすすっている。
八月最後の月曜日の、午後三時。バイト帰りに大学図書館に寄ったら、同じく図書館に来ていた夏目と五十嵐に偶然会った。「暑すぎるから夕方まで涼んでいこうって話してたんだけど、瀬田もどう?」と夏目に誘われ、学食でダラダラと過ごしていたところだ。
夏休み中にもかかわらずテーブル席は半分ほど埋まっていて、学食内はにぎやかだった。ざわめきの中でも、夏目のよく通る声はまっすぐに俺の耳に届く。
「今日、暁斗が出る特番。視聴者の皆様から募集した、恋に落ちた十の瞬間をお届け! 胸キュン必至の再現ドラマは、話題沸騰中のLove Sickリーダー・三橋暁斗が主演を務めます……だってさ」
「あ、ああ、なんだそういうことか……」
夏目の説明に、ホッと胸を撫でおろす。店長や真緒に次いで、夏目まで恋とか言い出したからびっくりしてしまった。
ここのところ、俺は変だ。
テレビに映る暁斗を見ていると、妙に鼓動が速くなる。それに、抱きしめられたあの時の記憶が、ふとした瞬間に容易によみがえるようになった。
本当にちょっとしたことで思い出してしまうから、日常生活がままならない。今日もバイト先で危うく皿を落とすところだった。
――抱きしめられて、ちょっとびっくりしただけ。
――暁斗も、よくやっちゃうって言ってたから、何も特別なことじゃない。
――恋じゃん、なんて無責任にはやし立てられたせいで、勘違いしてるだけだ。
最近おなじみになった言葉を、呪文のように胸の内で唱えて気持ちを落ち着かせる。そんな俺をよそに、夏目は画面をスクロールしながら「暁斗ビジュいいなー」とつぶやいた。
「ラブシ、最近テレビで見ない日ないな。やっぱCDデビューってすごいことなんだな」
夏目の横から五十嵐が口をはさむ。近くのテーブルからも、「うわ、三橋暁斗やっぱ顔いいわ」「映表コースの二年なんでしょ? 生で見られるうちにもっと拝んでおけばよかったー」と声が聞こえてきた。夏目と同じく、番組の告知ページを見たのだろう。
「あいつさー、家帰ってんの?」
「いや全然。デビュー発表のあと、一回だけ家に明かりついてんの見たけどな」
「本当にここまで長かったよなー。やっと夢が叶って、なんつーか俺も安心したよ」
「だからお前はあいつの母親かよ」
――そっか、二人は幼なじみなんだっけ。
いつか聞いた、暁斗の言葉を思い出す。抱きしめられた時のことまでうっかり思い出されそうになって、俺はあわてて記憶に蓋をしつつ尋ねた。
「暁斗って、そんなに長いことアイドル目指してたんだ」
「そうそう、小二の時にエイティーズ事務所にスカウトされてさー。そっから今までずーっとアイドル候補生」
夏目はあっさりとそう言ったけど、俺は思わず「小二!?」と聞き返してしまう。それなら暁斗は、人生の半分以上はアイドル候補生をしていたことになる。
「俺が小二の頃なんて、ひたすら遊びまわってたのに……」
引っ越す前で傷もなくて、まだ友達もけっこういた頃だし……と脳内で付け足す。俺が山奥の町で虫やカエルをとっていた時期に、暁斗は大人たちに混じって仕事をしていたのかと思うと、なんとも言えない気持ちになった。
「いや普通はそうだろ、小二なんて。まあ、スカウト自体は全然不思議に思わなかったけど。ちょっと見ないレベルの美少年ってことで、昔から近所では有名だったし」
五十嵐が思わずといったふうに苦笑する。
「暁斗はファンがつくのも早かったし、すぐにデビューするだろうなんて言われてたけど……結局、十年以上かかったな」
「なー、俺も航大もヤキモキしてたよな。違う候補生グループがデビューするたびに、暁斗んち行って菓子パしたっけ」
「懐かしいな、おい。……まあ、デビューできてよかったよ、本当に」
「今度は航大が母になってんぞー」
しみじみと言い交わす二人は、なんだか幸せそうに微笑んでいた。夢を追う暁斗の姿をずっと見てきたから、本当に嬉しいんだろう。
そう思った時、胸の奥がチリッとした。次いで、子猫に爪を立てられたみたいな、小さな小さな痛みがやってくる。
――二人は、俺の知らない暁斗をたくさん知ってるんだ。
また胸の奥がチリッと、今度は明確に痛んだ。……五十嵐と夏目は暁斗の幼なじみなんだから、そんなの当たり前のことなのに。
なぜだろう。その事実は、無性に俺の胸を痛くする。
「まあそういうわけだからさ、今日の特番、瀬田もよかったら見てやってよー。瀬田ってあんまりバラエティとか興味なさそうだけど」
「……チャンネル権があったら見るわ」
それだけ返すと、夏目は「あー、わかる。この時間は争い起こるよなー」とおかしそうに笑った。
どうせチャンネル争いが起こるだろうと思っていたのに、その夜、家族はみんな不在だった。無音のリビングの静けさに耐えられなくなって、結局、例の特番を見てしまう。
当たり障りのないグルメリポートのコーナーが終わると、再現ドラマのコーナーが始まった。視聴者から募集した十個の「恋に落ちた瞬間」がランク付けされ、きらびやかなドラマとなってテレビに映し出される。
さまざまなストーリー、シチュエーションに合わせて、暁斗は会社の同僚や先輩、担当美容師、学校の先生など、あらゆる職業の人間を演じ分けてみせた。整った顔が不敵に笑ったり、静かに涙を落としたりするたびに、ワイプ画面で女性タレントが歓声を上げる。
画面の中の暁斗を見ていると、やっぱり鼓動は不思議なくらい速くなった。左胸がいつもより苦しい気さえして、ふだんはあまり意識しないけれど、心臓って本当にここにあるんだなあとぼんやり思う。
「それ恋じゃん! な瞬間第三位! 『同級生のイケメンが、学園祭で……!?』」
と、陽気なナレーションが次のシチュエーションを説明する。高校のクラスでは目立たない女子だった投稿者が、学園祭でメイクをしてもらうことになった時の話だという。
再現ドラマが始まり、高校の教室が映し出される。「学園祭はメイド喫茶で決まり」という声に、派手な女子グループが歓声を上げる。地味なメガネをかけた投稿者役の女優は、私には関係ないことだと窓の外をながめている。
ところが学園祭当日、メイド担当の女子が一人休んでしまい、投稿者がその代わりを務めることになった。メイクさせてー、と言われた投稿者は仕方なく、太いフレームのメガネを外す。それを見て、たまたま通りかかったイケメン同級生が驚いた顔をする。
「えっかわいい」
思わずこぼれた、といった調子の声に、イケメン同級生――暁斗ははっとした顔で口元を手で覆う。
その瞬間、何かを考えるより先に思った。
――いやだ。
ソファーから立ち上がり、リモコンを乱暴につかんで電源ボタンを押す。
暗くなった画面に、俺の姿がぼんやりと映った。肩で息をする、幽霊みたいなその影を見るうちに、はっと我に返る。
――俺、今、いやだって思った……?
気のせいなんかじゃない。その証拠に、胸の奥がまるで火傷を負ったみたいにヒリヒリ痛い。嫌悪と……まぎれもない嫉妬によって。
暁斗が、誰かを褒める顔を見たくなかった。
かわいいだなんて、言うなって思った。
うそだろう、と驚愕する一方で、ああそうか、と妙に納得する自分がいる。リモコンから手を離し、のろのろとソファーに座った。
昼に学食で、五十嵐と夏目と話している時も、胸が痛かった。俺が知らない暁斗の過去を知っている二人が、心の底からうらやましくて。……正直、ちょっと嫉妬したんだ。そのことに、やっと気づいた。
――暁斗が好きだ。
声は出さずに、唇を動かす。胸の奥のヒリつきが強くなって、なんだか泣きそうだ。
友達だからだろうかと思う一方で、本当はずっとわかっていたような気もする。
友達相手にこんなにドキドキするはずもないことも。暁斗に対しては、綺麗なばかりではない感情が芽生えつつあることも。
――だけど、認められなかった。
だって暁斗は、誰もがデビューを待っていたアイドルだ。ラブシのリーダー・みいくんの愛はファンの人たちに等しく注がれるべきだってことくらい、アイドルに疎い俺にもわかる。それに暁斗自身も、アイドルになるためにずっと努力してきたのだから。……俺に気持ちを向けてくれる可能性なんて、万に一つもない。
始まる前から叶わない、報われないことがわかっている恋なんて、無謀でむなしい。だから、思いの正体が見えそうになるたび遠ざけた。
でも、もう無理だ。
――好きだ。
もう一度、声に出さずにつぶやいた。
本気で笑った時の、目尻に笑い皺が寄った顔が好きだ。
好きなものを語る時の、生き生きした表情が好きだ。
俺のいいところを見つけて、直球で褒めてくれるところが好きだ。
思えば思うほど、胸の痛みが強くなっていく。だってこの気持ちは、どこにも行き場がない。誰かにすくい上げられることもなく、俺の中で降り積もるだけ。
――好きって、苦しいんだ。
焼けつくような痛みの中で、そう思った。
