僕の雨になって

「私がちゃんとこーちゃんの言うことを守ってれば良かった。本当にごめんなさい。こーちゃんに怒られて悲しいなんて思ってないよ。反省はしてる。でも怒られて悲しいとか怖いとかそんな風に絶対思ったりしない。泣きたいのはこーちゃんのほうなんだもん。でもこーちゃん…」

「うん」

「勝手に秘密の壁を壊したりしてごめんなさい。でもね、もう強行突破でもしない限り、こーちゃんとはいつまでも会えない気がしたから。だって会いたい会いたいって言うくせに、こーちゃんと全然時間合わないんだもん。もうこういう時を狙うしかないじゃん。だってもうすぐ夏休み終わっちゃうんだよ。そしたらまた絶対会えなくなっちゃうよ。だからこーちゃん…ごめんね…やっと会えて、私も嬉しい…」

「え、は…糸ちゃん…?糸ちゃん、ちょっと待って」

「はい?」

「会おう会おう詐欺ばっかしててごめんね?それはごめん、俺が悪い。で、今さ、リアルタイムでさ、糸ちゃんにとって最重要なのって、やっと会えたことなの?」

「そうだよ、こーちゃんは違うの…?」

「その目やめてかわい…じゃなくてーっ!めっちゃだいじなこと忘れてない!?」

「いやだから反省してるよ。悪いと思ってるよ。もう勝手にこんなことしない」

「違う違う違う、違うんですよ糸さん」

「なに…」

「何って…糸ちゃんっ!会えて嬉しいのはそれはそう!俺だってそう!でもさぁ、コレを脇に置いといてその感情のほうが飛び越えて来るにしては、この問題ってデカ過ぎない!?」

溜まりかねたように、口で言うより早いと、
紅華は自分のTシャツを大胆にめくって見せた。

透けるような白い肌と、
体を動かすことが好きだって言っていたことは本当らしい、程よい筋肉の付いた、すっきりとした腹筋。
それから私にもある乳房を、包み込むスポーツタイプのブラが露わになった。