僕の雨になって

「私はフラれてないし、あっちから告白もされてるんだけどね。でも付き合えないって言われた。意味分かんないでしょ。恋愛はいつか終わってしまうから、失くしてしまわないように一生壊れない友達でいようって。なんかさ、よく分かんないけど、恋愛で傷ついてきたことが多いみたいなの。私もそれを受け入れたんだ。この人を失くさない為だったらもうなんでもいいかなって」

「そっか。糸も辛かったんだな。じゃあさ、糸」

「うん?」

「″壊れない恋愛″、俺と証明してみない?」

「おっ…!?」

「マジ!?」

「えっ」

時雨と凪くんが興奮して立ち上がって、
私は絶句した。

「俺らの大切な人がそんなこと言うんだったらさ、信じて逃げなかった俺らの愛が勝ったんだ、ざまーみろって一緒に笑ってやんない?そっちのほうがずっとずっと素敵じゃんか。過去に執着して立ち止まって、同じ場所でメソメソしてるより、ずっとさ」