僕の雨になって

「こーちゃん」

「はい」

「私もこーちゃんのことが好きです」

「知ってる」

「えっ」

「糸ちゃんが俺に好意を持ってくれてることは知ってるよ」

違和感。

「や、たぶんこーちゃんが言ってる、そういうことじゃなくて」

「え?」

「好きっていうのはその、こーちゃんとおんなじ意味だよ」

「いや、え、だって」

「異性として、恋愛として好きって意味だよ?」

「だって糸ちゃん好きな人居るじゃん」

「だからそれはこーちゃんのことで…」

「SNSに書いてる人は?」

「だから…こーちゃんだってバレないように書いてただけなんだってば!」

「いやいやいや…えー…もう糸ちゃん意味わかんないよ!」

「意味分かんないって何よ!」

何これ、どういうこと!?

紅華は確かに私に好きだって言ってくれた。
友達として、じゃなくて、私に恋をしてくれているという意味で。

なのになんで今、私は責められているのだろう!?