入口のドアを開けた瞬間に暖房の暖かい空気がふわっと肌を撫でて、
冷え切っていた体がジンとした。
平日の夕方とあって店内は空いていて、
仕事関係らしいサラリーマンの男性が二人と、
四、五歳くらいの男児を連れた夫婦と私達以外にはお客さんはいなかった。
二人なのに四人掛けのテーブル席に通されて、
初対面の人と二人で囲むテーブルはやけに広く感じた。
席に着いて、改めて向かい合ってみて思ったけれど
男性はそんなに身長が高いほうではないみたい。
立って話していた時は私より若干高そうだったけれど
ハイソールのブーツを履いているし、
座ってみると目線の高さに大差は無くて、
ブーツを脱いでも一六四センチの私より少しだけ高いくらいだと思う。
声もどことなく中性的で、
顎より少し上に切られた黒のショートヘアが堀の深い目頭と
大きな瞳を際立たせていてよく似合っている。
冷え切っていた体がジンとした。
平日の夕方とあって店内は空いていて、
仕事関係らしいサラリーマンの男性が二人と、
四、五歳くらいの男児を連れた夫婦と私達以外にはお客さんはいなかった。
二人なのに四人掛けのテーブル席に通されて、
初対面の人と二人で囲むテーブルはやけに広く感じた。
席に着いて、改めて向かい合ってみて思ったけれど
男性はそんなに身長が高いほうではないみたい。
立って話していた時は私より若干高そうだったけれど
ハイソールのブーツを履いているし、
座ってみると目線の高さに大差は無くて、
ブーツを脱いでも一六四センチの私より少しだけ高いくらいだと思う。
声もどことなく中性的で、
顎より少し上に切られた黒のショートヘアが堀の深い目頭と
大きな瞳を際立たせていてよく似合っている。
