「糸ちゃんは好きな人と仲良くやってるみたいで良かったね」

「え…うん、まぁ…喧嘩はしてないかな」

「糸ちゃんは可愛いし優しいからね。そのままで愛されるタイプだよ」

「言い過ぎです。ねぇ、こーちゃん」

「はい」

「私だってこーちゃんは、こーちゃんのままで素敵だと思うよ」

「あはは…ありがと」

「こーちゃんのことだからもっと知りたいと思ってるし」

「たぶん嫌われちゃうんじゃないかな」

「そんなことない!″絶対″なんて根拠は無いけどさ…なんとなく分かるんだよ。私はたぶんずっとこーちゃんのことが…大切だって思ってるんだろうなって。こーちゃんに出逢って日常が前よりちょっと楽しくなったし!」

「おー。俺、凄いじゃん」

「そうだよ。こーちゃんは幸せメーカーさんだよ」

「幸せメーカー?」

「うん。私の幸せを創ってくれる人。必要不可欠!」

「変なの。でもめっちゃ元気出た」

「良かった」

「会う日のこと、また連絡するね」

「うん。待ってるね」