何度、紅華とメッセージアプリでのやり取りや電話を重ねても、
自分からアクションを起こすことは
私にはまだまだ勇気が必要だった。
一番の理由は絶対に、紅華に彼女が居るからだと思う。
紅華とは毎日学校で会ったりするわけじゃないし、
自宅がすごく近いわけでもない。
まだ出逢って間も無い、しかも彼女持ちの男性。
リアルタイムで何をしているかも分からないから
迷惑に思われるんじゃないか、
女子と連絡を取り合っていることがバレて
紅華が不利な立場になってしまうんじゃないかと思うとなかなか踏み出せなかった。
それでも待っていたって紅華のほうから頻繁に連絡をくれるわけじゃない。
私が思っているほど、紅華はきっと何も思ってはいなくて、
もっとライトな気持ちで絡みに行ったって全然平気なんだろうけど、
紅華のこととなると私はいつだってネガティブだった。
そこで思いついたのが、
SNSのアカウントを新しく開設することだった。
アカウントを作ったことをIDと一緒にメッセージで報告する。
その流れでもしかしたら電話もできるかもしれない。
そういう回りくどいことをするほうがよっぽど面倒臭いけれど、
思い立った時にはすごく名案な気がして、
アカウントを作成している時の私はルンルンだった。
鍵アカだけど、たった二人にしか教えてないよ、って特別感もあわよくば感じてほしいな、なんて思いながら。
自分からアクションを起こすことは
私にはまだまだ勇気が必要だった。
一番の理由は絶対に、紅華に彼女が居るからだと思う。
紅華とは毎日学校で会ったりするわけじゃないし、
自宅がすごく近いわけでもない。
まだ出逢って間も無い、しかも彼女持ちの男性。
リアルタイムで何をしているかも分からないから
迷惑に思われるんじゃないか、
女子と連絡を取り合っていることがバレて
紅華が不利な立場になってしまうんじゃないかと思うとなかなか踏み出せなかった。
それでも待っていたって紅華のほうから頻繁に連絡をくれるわけじゃない。
私が思っているほど、紅華はきっと何も思ってはいなくて、
もっとライトな気持ちで絡みに行ったって全然平気なんだろうけど、
紅華のこととなると私はいつだってネガティブだった。
そこで思いついたのが、
SNSのアカウントを新しく開設することだった。
アカウントを作ったことをIDと一緒にメッセージで報告する。
その流れでもしかしたら電話もできるかもしれない。
そういう回りくどいことをするほうがよっぽど面倒臭いけれど、
思い立った時にはすごく名案な気がして、
アカウントを作成している時の私はルンルンだった。
鍵アカだけど、たった二人にしか教えてないよ、って特別感もあわよくば感じてほしいな、なんて思いながら。
