「″紅華″って桜の種類だったんだね」
紅華が指先で優しく撫でている栞を見る。
やさしい桃色と濃いピンクが織り混ざったような八重桜が描かれている。
紅華とあまり連絡が取れなかった間、
バレたら気持ち悪いよなって自覚はあったんだけど
インターネットで「紅華」って検索してみたら、
そう名付けられた八重桜があることを知った。
この栞に描かれている八重桜が「紅華」かどうかは分からないけれど
このタイミングで見つけたことは運命だと思った。
「らしいね。ばあちゃんが付けてくれたんだって」
「へぇ。こーちゃんってさ、ちょっと中性的だし似合ってるよ」
「んー。ありがと」
「ねぇ、こーちゃん」
「ん?」
「私さ、こーちゃんのこと全然知らないじゃん?せっかく会えたんだし今日は色々と聞いてもいい?」
「どうぞ」
「やったぁー。じゃあねー…こーちゃんって今はお仕事してるの?」
「まだバイトだけどね。高校辞める時に紹介してもらったんだ」
「なんのバイトか聞いてもいい?」
「スポーツジムだよ。ほら、駅前ロータリーの筋を右奥に行って、左側にファミレスと居酒屋が並んでる」
「あー、あそこで働いてるんだ!ここからも近いよね」
「高校ん時の友達の兄ちゃんがオーナーやっててさ。俺が体動かすこと好きなの知ってて、暇になるんなら手伝ってよって」
「すごい縁だね」
「うん。明日も食っていけるし感謝です」
「あはは」
紅華が指先で優しく撫でている栞を見る。
やさしい桃色と濃いピンクが織り混ざったような八重桜が描かれている。
紅華とあまり連絡が取れなかった間、
バレたら気持ち悪いよなって自覚はあったんだけど
インターネットで「紅華」って検索してみたら、
そう名付けられた八重桜があることを知った。
この栞に描かれている八重桜が「紅華」かどうかは分からないけれど
このタイミングで見つけたことは運命だと思った。
「らしいね。ばあちゃんが付けてくれたんだって」
「へぇ。こーちゃんってさ、ちょっと中性的だし似合ってるよ」
「んー。ありがと」
「ねぇ、こーちゃん」
「ん?」
「私さ、こーちゃんのこと全然知らないじゃん?せっかく会えたんだし今日は色々と聞いてもいい?」
「どうぞ」
「やったぁー。じゃあねー…こーちゃんって今はお仕事してるの?」
「まだバイトだけどね。高校辞める時に紹介してもらったんだ」
「なんのバイトか聞いてもいい?」
「スポーツジムだよ。ほら、駅前ロータリーの筋を右奥に行って、左側にファミレスと居酒屋が並んでる」
「あー、あそこで働いてるんだ!ここからも近いよね」
「高校ん時の友達の兄ちゃんがオーナーやっててさ。俺が体動かすこと好きなの知ってて、暇になるんなら手伝ってよって」
「すごい縁だね」
「うん。明日も食っていけるし感謝です」
「あはは」
