ギフトラッピングされた、薄桃色の封筒のような物をこーちゃんに差し出した。
「約束した時にね、午後から用事があるって言ってたでしょ?荷物にならなくて、使い道がある物ってなんだろうって考えてたんだけど。たまたま本屋さんで見つけたの」
「そこまで考えてくれたの?優しすぎ」
「そんな言うほどじゃないからー。ハードルめっちゃ上がっちゃってるから早く開けてみて」
紅華は口角をニッと上げて、
ゆっくりと、頷くように瞬きをした。
「栞?」
「うん。こーちゃんが本を読む趣味があるかは分かんなかったんだけど…。邪魔にはならないよなって」
「糸ちゃんがくれる物が邪魔になるわけないのに」
「あはは。ありがとう」
「この栞の為に小説買うよ」
「あ、それなら…」
私はいくつかおすすめの作家さんや著書名を挙げた。
紅華が本当に読んでくれるかは分からないけれど、
自分の好きな物を教えられて嬉しかった。
「ありがとう。今日にでも本屋に行ってみようかな」
一緒に行きたかったけれど紅華は十三時には約束してるって言っていた。
もう正午を過ぎている。
ほんの少しでも、紅華とゆっくり話ができる時間を選びたかった。
「約束した時にね、午後から用事があるって言ってたでしょ?荷物にならなくて、使い道がある物ってなんだろうって考えてたんだけど。たまたま本屋さんで見つけたの」
「そこまで考えてくれたの?優しすぎ」
「そんな言うほどじゃないからー。ハードルめっちゃ上がっちゃってるから早く開けてみて」
紅華は口角をニッと上げて、
ゆっくりと、頷くように瞬きをした。
「栞?」
「うん。こーちゃんが本を読む趣味があるかは分かんなかったんだけど…。邪魔にはならないよなって」
「糸ちゃんがくれる物が邪魔になるわけないのに」
「あはは。ありがとう」
「この栞の為に小説買うよ」
「あ、それなら…」
私はいくつかおすすめの作家さんや著書名を挙げた。
紅華が本当に読んでくれるかは分からないけれど、
自分の好きな物を教えられて嬉しかった。
「ありがとう。今日にでも本屋に行ってみようかな」
一緒に行きたかったけれど紅華は十三時には約束してるって言っていた。
もう正午を過ぎている。
ほんの少しでも、紅華とゆっくり話ができる時間を選びたかった。
