私の素敵な義理父さん

ミツは両手で自分の顔を隠すとその場に両ひざをついて「ごめんなさいお母さん。私のせいで、ごめんなさい」と繰り返しはじめた。

その姿はいつも千尋を虐げてきたミツとは180度違い、痛々しく感じられるものだった。
大きな体を小刻みに震わせて謝るミツに元旦那は絶句している。

「違うんだよミツ。ミツはなにも悪くない離縁した理由はミツじゃないんだ」
「なに言ってんだい! あんたがミツがしこめだから嫌だと言ったんだろ!」

元旦那の説得を義理母が邪魔をする。
これも想定内のことだった。

そのタイミングで隠れていた4人の男たちがぞろぞろと姿をあらわしたのだ。
「ひどいじゃないか、俺たちを騙すなんて」