私の素敵な義理父さん

「私によくしてくださった人はこの男性です。言いつけ通り連れてきました」
千尋が毅然とした態度で言う。
「やぁ、久しぶりだね」

近づいてくる元旦那に義理母が後ずさりをして、嫌悪をむき出しにしてにらみつけた。
「こっちに来ないで! あんたに用なんてないんだよ!」

義理母の声を聞きつけて家の奥からミツもやってきた。
ちょうどいい。

これで役者は全員そろった。
「なんの騒ぎ?」

ミツは昨日購入した薄ピンク色のワンピースを着ているが、腹部がまぁるく浮き出していて不格好だ。
それでも本人は気に入っているのか、頭には普段つけないレースのリボンをつけている。
「ミツ、あんたは奥に入ってな!」