夕飯までの時間もまだ早く、寒々とした空間に放り出された。
ミツは転がった千尋の上を跨いで通るとまっすぐに水槽へと向かう。
そして水槽横のまな板の上にある包丁を握りしめて振り向いた。
ゾワリと全身の毛が逆立つのを覚えて必死に立ち上がろうとするが、そんな千尋をミツは押し倒した。
うつぶせに倒され、更に背中にのしかかられては身動きも取れない。
「そ、そんなことをしたらお母さまがきっと怒ります!」
以前刃物を千尋に突きつけてきたとき、あの義理母が止めに入ったことを思い出し叫んだ。
けれどミツはくつくつとさもおかしそうに笑うばかりだ。
ミツは転がった千尋の上を跨いで通るとまっすぐに水槽へと向かう。
そして水槽横のまな板の上にある包丁を握りしめて振り向いた。
ゾワリと全身の毛が逆立つのを覚えて必死に立ち上がろうとするが、そんな千尋をミツは押し倒した。
うつぶせに倒され、更に背中にのしかかられては身動きも取れない。
「そ、そんなことをしたらお母さまがきっと怒ります!」
以前刃物を千尋に突きつけてきたとき、あの義理母が止めに入ったことを思い出し叫んだ。
けれどミツはくつくつとさもおかしそうに笑うばかりだ。



