義理姉のミツはそのワンピースを綺麗に着るために腹部にサラシを巻いているようなのだが、どう見ても苦しそうだ。
顔は真っ赤になっているし、呼吸も上がっている。

もともと体の大きなミツが腹部を細く見せようとするのは理解できるけれど、暑さのせいかその肌には幾筋もの汗が流れている。
大丈夫だろうかと心配になってきたとき、ようやくミツはサラシから手を離して千尋はホッとため息を吐き出した。

サラシを巻き終えたミツが動きにくそうに身をかがめてワンピースを手に取る。
下からスッポリとかぶってしまうその洋服に千尋も興味津々で見てしまう。

しかしワンピースはミツの体を包み込むことなくお尻で止まってしまったのだ。