「「ここが…」」
翔のマンションに着いた。私たちの家とは程遠い。ロビーもキレイだし、なにより…
エレベーターがある!私たちのマンションと同じで、六階まであるマンションだけど。
「おっ!来た~日葵、こっちだよ!」
「姫莉もいますけど~?」
「あ、本当だ~」
二人のやり取りが微笑ましい。可愛いな。
「翔の部屋、何階なの?」
「あぁ、六階だよ!」
「「ろっかい…?」」
ろ、六階って、最上階…だよね?えっ。最上階って、オーナーさんが住む場所じゃないの?
「俺のパパ、社長だから。ここの」
「は~」
姫ったら、驚きを通り越してため息までついてる。そういえば、いつもそうだったな。
ここってすごいところだね、って言ったら、いつも翔のお父さんの所有地だった。
同じ世界線に存在してることが驚きだよ…。
「エレベーター乗って。階段、ないから」
「「階段が…ない…」」
姫がなにか気になったことがあったのか、不思議そうに首をかしげる。
「非常時は、どうするの?」
確かにそうだ。非常時はどうするのだろう。
「ヘリコプター。部屋のベランダに階段あるから、それを上ってヘリコプター待つ」
セレブってすごい。ワンランク上のものを提供してくる。
「六階です。ドアが開きます。翔さま、お帰りなさい。」
「えっ」
エレベーターの到着を知らせるため「だけ」のAIなのに「お帰りなさい」って…
しかも、「翔さま」?翔じゃない場合はどうするんだろう。カメラがついてるのかな。
「六階。全部俺たち家族の部屋。だから、六階に着くといつもこうなの」
「へぇ~」
素直にすごい!なんだか、「翔専用」のマンションみたい。
下の階には他の住民さんも住んでるらしいけど。やっぱり、セレブなんだな。
東京の一等地のマンション、建てるだけでも大変だし。いろいろ、工夫してらっしゃるのかな。
「カードキー、いらないんだ」
「え!危ないじゃん!」
「六階は、俺と父ちゃんと家政婦の結愛ちゃんしか入れないんだ。ほら」
気づかなかったけど、翔の手には「西田 翔‐nishida kakeru‐」と書かれたカードがあった。
エントランスでドアを開けてくれた時にも、そのカードを使ってたんだ。
エレベーターも一緒だったんだね。セキュリティーがちゃんとしてる分、翔の部屋では使わない。
「六階」のボタンを押せるのは翔たちだけだから。
本当にすごすぎるよ…
「入って」
翔がそう言った次の瞬間、息をのんだ。
「「なにこれ⁉」」
翔のマンションに着いた。私たちの家とは程遠い。ロビーもキレイだし、なにより…
エレベーターがある!私たちのマンションと同じで、六階まであるマンションだけど。
「おっ!来た~日葵、こっちだよ!」
「姫莉もいますけど~?」
「あ、本当だ~」
二人のやり取りが微笑ましい。可愛いな。
「翔の部屋、何階なの?」
「あぁ、六階だよ!」
「「ろっかい…?」」
ろ、六階って、最上階…だよね?えっ。最上階って、オーナーさんが住む場所じゃないの?
「俺のパパ、社長だから。ここの」
「は~」
姫ったら、驚きを通り越してため息までついてる。そういえば、いつもそうだったな。
ここってすごいところだね、って言ったら、いつも翔のお父さんの所有地だった。
同じ世界線に存在してることが驚きだよ…。
「エレベーター乗って。階段、ないから」
「「階段が…ない…」」
姫がなにか気になったことがあったのか、不思議そうに首をかしげる。
「非常時は、どうするの?」
確かにそうだ。非常時はどうするのだろう。
「ヘリコプター。部屋のベランダに階段あるから、それを上ってヘリコプター待つ」
セレブってすごい。ワンランク上のものを提供してくる。
「六階です。ドアが開きます。翔さま、お帰りなさい。」
「えっ」
エレベーターの到着を知らせるため「だけ」のAIなのに「お帰りなさい」って…
しかも、「翔さま」?翔じゃない場合はどうするんだろう。カメラがついてるのかな。
「六階。全部俺たち家族の部屋。だから、六階に着くといつもこうなの」
「へぇ~」
素直にすごい!なんだか、「翔専用」のマンションみたい。
下の階には他の住民さんも住んでるらしいけど。やっぱり、セレブなんだな。
東京の一等地のマンション、建てるだけでも大変だし。いろいろ、工夫してらっしゃるのかな。
「カードキー、いらないんだ」
「え!危ないじゃん!」
「六階は、俺と父ちゃんと家政婦の結愛ちゃんしか入れないんだ。ほら」
気づかなかったけど、翔の手には「西田 翔‐nishida kakeru‐」と書かれたカードがあった。
エントランスでドアを開けてくれた時にも、そのカードを使ってたんだ。
エレベーターも一緒だったんだね。セキュリティーがちゃんとしてる分、翔の部屋では使わない。
「六階」のボタンを押せるのは翔たちだけだから。
本当にすごすぎるよ…
「入って」
翔がそう言った次の瞬間、息をのんだ。
「「なにこれ⁉」」



