その日の夜琉那先輩からメッセージが届いた。

"流星の話断ってきた。だからさ、俺と付き合ってください"

"はい!喜んで!"

そうして僕達は付き合い始めた。

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あの日から1週間僕達は晴れて恋人同士となり
今日も手を繋ぎ学校に向かう。

だが、この日は何だかスーツ姿のおじさんが周りを徘徊していたりと辺りの様子がおかしかった。

「る…」

「危ない!」

歩道を歩いていると車道からトラックが僕目がけて突進して来た。

そのトラックから僕を庇って先輩は血を流し僕にもたれかかる様に倒れ込む。

「琉那先輩!琉那先輩!」

何度呼びかけても琉那先輩はその後目覚めることはなかった。


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あの日から僕は学校にも行けなくなった。

通学路、校舎、教室琉那先輩との時間を共有した場所、物事が思い出されて辛くなる。

部屋からも出ず引きこもり、親に心配をかけて居る。

「耀太、お客さんよ」

母さんが僕の部屋をノックする。

扉の前から星月先輩の声が聞こえてくる。

「耀太くん、星月です。琉那と凄く仲が良かったみたいだから心配でな…つい来てしまった。俺とは会いたくもないだろう。だが、開けて貰えないだろうか」

「何の用ですか」

「元気なのか確認したくてな…元気そうで良かった。

また、学校で会えるのを楽しみにしてるからな!また、琉那のことでも語り合おう」

そうして星月先輩は帰って行った。

そして僕はスマホの通知音で現実へと引き戻される。

"なぁ、元気か?"

友達が気を使ってくれたのかメッセージが沢山来ていた。

"身体は元気"と送ると

"飯、行かね?"と返ってきた。

その優しさに甘え僕は友達とご飯を食べに出かけた。