オーディションの合格発表後、私の同期となるメンバーたちで顔合わせが行われた。六人のメンバーが集まった。エストレージャの姉妹グループの名前は“フレッシュルース”になった。ルースはスペイン語で光を意味するらしい。つまり私たちは“フレッシュな光”として売り出されるアイドルだ。
そんな期待を込められ選ばれた最初のメンバーは望月朱里だ。朱里は王道アイドルを目指しているらしく、記録用にカメラが入ったと聞いてガチガチに前髪を固めて踊っても前髪が崩れないようにしたり、積極的にハキハキと質問したりする優等生アイドルなタイプだ。メンバーカラーは赤色担当になった。
次に選ばれたのは木南若葉だ。若葉は人見知りで遠慮がちなタイプだが、歌が飛び抜けて良かった。才能もあるんだろうがきっと人一倍努力家なんだろう。少しおっちょこちょいな一面があるのがギャップがあって可愛らしい。メンバーカラーは緑色担当になった。
次は一ノ瀬瑠璃だ。瑠璃は気が強そうでクラスの一軍の女子タイプだというのが第一印象だった。だが、話してみると気さくで親父ギャグなど面白いことを言ってみんなの緊張をほぐしてくれるムードメーカーなタイプだ。メンバーカラーは青色担当になった。
次は星乃葵だ。葵は初めて見た時からオーラがあった。目力が強く、小顔で、笑顔を“つくる”のが上手で、アイドルらしい顔立ちだ。瑠璃にはお互いに話しかけたりせず気になるが、ビジュアルで考えるときっとこの子が一番人気出るんだろうと思う。メンバーカラーは黄色担当になった。
次は春見ハルだ。ハルがいることで、私の緊張はかなりほぐれた。ハルは人見知りだったようだが、あの第二次選考の時、勇気を出して私に話しかけてくれたそうだ。童顔で小動物を想像させる可愛らしいビジュアルは人気が出ると思うし、オーディション期間中私とはライバル同士なのにアドバイスをくれたり優しい女の子だ。こんないい子が同じグループで一緒なら安心してアイドルを頑張れる、そう思った。メンバーカラーはピンク色担当になった。
そして私だ。アイドルとしての自覚がすでにある子、歌の才能がある子、メンバー内での役割がはっきりしている子、ビジュが良くてすでにアイドルとしてのオーラがある子、ヲタクに受けるようなビジュアルがありながら周りに気配りができる子、全員が何かしらアイドルとしての大事な“武器”を持っていた。でも私は___。
何もなかった。私以外の五人を見ているとそう思った。私は何か他のメンバーにはない武器が自分では見つけられなかった。ダンス審査の時にハルとダブルセンターで踊った時他の候補生に“勝った”と確信したが、なぜ私が合格できたのか分からなくなっていた。でも私が合格できた理由を審査員の人たちに聞きにいく勇気はなかった。
その日はメンバーとプロデューサーとの顔合わせが行われた後、お披露目ライブの日程と会場が発表になり、レッスンの日程スケジュールが言い渡された。お披露目ライブまで一ヶ月ちょっとしかなかった。
お披露目ライブの日程は七月七日、七夕の日になった。
オーディションに合格したこととお披露目ライブのことを悠花や成夏に伝えると、かなり喜んでくれた。
「本当に良かった!!おめでとう!」
「まさか自分の親友がアイドルになるなんてさー。びっくりだよー!お披露目ライブ二人で見にいくよ!」
「でも本当にアイドルになっていいの?星亜のことまだ好きなんでしょ?アイドルになったら付き合ったりできても大変な目に遭うんでしょ??」
星亜。私の好きな人。でももう封印するって決めた人。星亜には彼女がいるし、私はただの友人としか見えていない。恋愛感情なんてこれっぽっちもないんだ。ずっと星亜のことを見ていたからそのぐらい分かる。たとえ、星亜が今の彼女と別れたとしても、私は星亜の彼女とタイプが違いすぎているからどのみち可能性はない。でも、だとしたらせめて___。
「星亜はもういいの。彼女いるし。諦めることにしたから。アイドルってハードスケジュールみたいだから、きっと恋愛どころじゃなくなるよー。」
「そっか・・・」二人が残念そうに言う。
「でも、星亜の一言でアイドルになったようなもんだから、せめて・・・お披露目ライブには見にきてほしいかも・・・」
「じゃあ、星亜にも報告しようよ!アイドルになったこと!」
「そうだね、そうする。」
すると、ちょうど星亜が彼女と一緒に廊下を歩いてきた。星亜が彼女と話しながら微笑んでいるのを見て胸が痛くなる。星亜が彼女に向ける笑顔はとても優しいものだった。私にも優しいけれど、星亜が彼女に向ける笑顔と私に向ける笑顔は違ったものだった。思わずじっと見つめてしまっていると、星亜たちがこちらに気づき駆け寄ってくる。
「よお、菖蒲ー!」
「あ、星亜、あのね、実は・・オーディション受かったの。」
すると星亜と彼女は揃って目を丸くして固まり顔を見合わせる。動きまで同じでまた胸が痛くなる。
「えっ本当の話?」
「うん。近いうちにアー写が後悔されるのと、お披露目ライブの開催が決まった。」
「まじかよ・・・すごいな。そんなトントン拍子で事が進むんだな、アイドル業界って。そうか・・・アイドルになるのか・・・。おめでとうな!」
「ありがとう。それでね、良かったらなんだけど、二人でお披露目ライブ見にきてほしいの!お披露目ライブは一生に一度だから。」
星亜とその彼女は「もちろん!」と快く返事をしてくれて、お披露目ライブに来てくれることになった。なんで彼女も誘ったのと悠花や成夏に言われたが、自分でもよく分からなかった。あの状況なら誘わないと不自然に思われるかと思ったし、でもそれだけではない気持ちもあった。
私はその時性格の悪いことを考えてしまっていた。私がアイドルとして輝いている姿に星亜が見惚れ、そのことに気づく彼女の姿を想像してしまっていたのだ。そうなってほしいと思ってしまっていた。
なんて私は性格が悪いんだろう。嫉妬、僻み、人の中身を決めつける癖、全てを消し去りたかった。でも、その負の感情はとめどなく私の心から溢れ出してしまう。この感情が溢れ出てくるのは決まって、星亜の彼女を見かけた時や、エストレージャの“期待の新人”メンバーをテレビ等で見たり話題に上がった時だった。
でも、これから私が“期待の新人”アイドルになるんだ。
そして、星亜の彼女より目を惹く存在に絶対になってやる。いっそのこと、星亜の最高の推しメンになってみせる___。
星亜への固い決意を胸に、お披露目ライブまでのレッスンは自分も周りも驚くほど頑張れた。頑張れた理由は何より、星亜の彼女より目を惹く女の子になって星亜の最高の推しメンになるためだった。『期待して待ってくれているファンのために___』なんて言っている同期メンバーもいたけれど、私は星亜だけが頑張るモチベだった。
エストレージャの推しである永山さくらはもちろん、他の人気メンバーのメイクの仕方や仕草をSNSを遡ってみては真似してみたり、パフォーマンスは動画投稿SNSで寝る間も惜しんで見返して研究した。そして、研究した部分を忘れないようにノートに書きまくり、良いと思った部分は何もかも試してみた。
段々、レッスンの先生やプロデューサーさんにも褒められるようになり、『菖蒲を見習うように』と言ってもらえるようになった。同期メンバーからも自主練で何をしているか聞かれるようになり、自分がどんどんアイドルとして成長していっているのを実感できた。
あっという間に一ヶ月のレッスン期間は終わりを告げ、お披露目ライブの日がやってきた。当日のリハーサルの時になって初めて会場を見た私達フレッシュルースは、いくら国民的アイドルことエストレージャの姉妹グループとはいえ都内の大きいライブハウスに圧倒された。
『こんな大きい会場をたった六人しかいない私達で埋められるだろうか___。』そんな不安で頭がいっぱいになり、今日まで覚えたセットリストや振り付けにスピーチのセリフが記憶から飛びそうになる。
リハーサル中、会場の広さに圧倒されながらも、レッスン期間の時に言ってもらえた言葉やたくさん研究したことを思い出しながら、体を大きく見せるように必死に声を出して歌って踊った。
そして歌って踊りながら客席を見下ろす。どの席に星亜が来るかは分からない。でも絶対に見つけられる自信がある。どんなに後ろの端っこにいても絶対に見つけて爆レスするんだ。そして、私を星亜の最高の推しメンにしてみせる___。
リハーサルが終わり、同期メンバーたちやレッスンの先生とプチ反省会をしていたら、外がガヤガヤし始めた。スタッフさん達が慌ただしくライブの準備をしている。もうすぐ入場だ。星亜は本当に来てくれるのかな。
本当はいけないと分かりながらも会場の外の様子が気になり、控え室をこっそり抜け出し、マスクをつけて帽子を深く被り会場の外に出てみた。その時、会場の外では会場がなんとか埋まりそうな大勢の人だかりができており、会場前の通路にカサブランカの祝花のフラワースタンドが飾れていた。
近くで見たくて祝花に向かって人だかりを抜けていくと、見覚えのある背中が見えた。星亜だった。本当に来てくれた。星亜に話しかけに行きたい気持ちをグッと堪え、こっそりと横顔が見える位置に移動すると、星亜は祝花を感慨深そうに見ていた。
『星亜、私、星亜の最高の推しになるためにアイドルになったんだよ。』
そう言ったら君は笑うのかな。いつかそう言える日が来るのかな。心の中で星亜に話しかけながら、会場の中に入り控え室に戻る。
もうすぐ私の星亜へあてたステージが始まる___。
そんな期待を込められ選ばれた最初のメンバーは望月朱里だ。朱里は王道アイドルを目指しているらしく、記録用にカメラが入ったと聞いてガチガチに前髪を固めて踊っても前髪が崩れないようにしたり、積極的にハキハキと質問したりする優等生アイドルなタイプだ。メンバーカラーは赤色担当になった。
次に選ばれたのは木南若葉だ。若葉は人見知りで遠慮がちなタイプだが、歌が飛び抜けて良かった。才能もあるんだろうがきっと人一倍努力家なんだろう。少しおっちょこちょいな一面があるのがギャップがあって可愛らしい。メンバーカラーは緑色担当になった。
次は一ノ瀬瑠璃だ。瑠璃は気が強そうでクラスの一軍の女子タイプだというのが第一印象だった。だが、話してみると気さくで親父ギャグなど面白いことを言ってみんなの緊張をほぐしてくれるムードメーカーなタイプだ。メンバーカラーは青色担当になった。
次は星乃葵だ。葵は初めて見た時からオーラがあった。目力が強く、小顔で、笑顔を“つくる”のが上手で、アイドルらしい顔立ちだ。瑠璃にはお互いに話しかけたりせず気になるが、ビジュアルで考えるときっとこの子が一番人気出るんだろうと思う。メンバーカラーは黄色担当になった。
次は春見ハルだ。ハルがいることで、私の緊張はかなりほぐれた。ハルは人見知りだったようだが、あの第二次選考の時、勇気を出して私に話しかけてくれたそうだ。童顔で小動物を想像させる可愛らしいビジュアルは人気が出ると思うし、オーディション期間中私とはライバル同士なのにアドバイスをくれたり優しい女の子だ。こんないい子が同じグループで一緒なら安心してアイドルを頑張れる、そう思った。メンバーカラーはピンク色担当になった。
そして私だ。アイドルとしての自覚がすでにある子、歌の才能がある子、メンバー内での役割がはっきりしている子、ビジュが良くてすでにアイドルとしてのオーラがある子、ヲタクに受けるようなビジュアルがありながら周りに気配りができる子、全員が何かしらアイドルとしての大事な“武器”を持っていた。でも私は___。
何もなかった。私以外の五人を見ているとそう思った。私は何か他のメンバーにはない武器が自分では見つけられなかった。ダンス審査の時にハルとダブルセンターで踊った時他の候補生に“勝った”と確信したが、なぜ私が合格できたのか分からなくなっていた。でも私が合格できた理由を審査員の人たちに聞きにいく勇気はなかった。
その日はメンバーとプロデューサーとの顔合わせが行われた後、お披露目ライブの日程と会場が発表になり、レッスンの日程スケジュールが言い渡された。お披露目ライブまで一ヶ月ちょっとしかなかった。
お披露目ライブの日程は七月七日、七夕の日になった。
オーディションに合格したこととお披露目ライブのことを悠花や成夏に伝えると、かなり喜んでくれた。
「本当に良かった!!おめでとう!」
「まさか自分の親友がアイドルになるなんてさー。びっくりだよー!お披露目ライブ二人で見にいくよ!」
「でも本当にアイドルになっていいの?星亜のことまだ好きなんでしょ?アイドルになったら付き合ったりできても大変な目に遭うんでしょ??」
星亜。私の好きな人。でももう封印するって決めた人。星亜には彼女がいるし、私はただの友人としか見えていない。恋愛感情なんてこれっぽっちもないんだ。ずっと星亜のことを見ていたからそのぐらい分かる。たとえ、星亜が今の彼女と別れたとしても、私は星亜の彼女とタイプが違いすぎているからどのみち可能性はない。でも、だとしたらせめて___。
「星亜はもういいの。彼女いるし。諦めることにしたから。アイドルってハードスケジュールみたいだから、きっと恋愛どころじゃなくなるよー。」
「そっか・・・」二人が残念そうに言う。
「でも、星亜の一言でアイドルになったようなもんだから、せめて・・・お披露目ライブには見にきてほしいかも・・・」
「じゃあ、星亜にも報告しようよ!アイドルになったこと!」
「そうだね、そうする。」
すると、ちょうど星亜が彼女と一緒に廊下を歩いてきた。星亜が彼女と話しながら微笑んでいるのを見て胸が痛くなる。星亜が彼女に向ける笑顔はとても優しいものだった。私にも優しいけれど、星亜が彼女に向ける笑顔と私に向ける笑顔は違ったものだった。思わずじっと見つめてしまっていると、星亜たちがこちらに気づき駆け寄ってくる。
「よお、菖蒲ー!」
「あ、星亜、あのね、実は・・オーディション受かったの。」
すると星亜と彼女は揃って目を丸くして固まり顔を見合わせる。動きまで同じでまた胸が痛くなる。
「えっ本当の話?」
「うん。近いうちにアー写が後悔されるのと、お披露目ライブの開催が決まった。」
「まじかよ・・・すごいな。そんなトントン拍子で事が進むんだな、アイドル業界って。そうか・・・アイドルになるのか・・・。おめでとうな!」
「ありがとう。それでね、良かったらなんだけど、二人でお披露目ライブ見にきてほしいの!お披露目ライブは一生に一度だから。」
星亜とその彼女は「もちろん!」と快く返事をしてくれて、お披露目ライブに来てくれることになった。なんで彼女も誘ったのと悠花や成夏に言われたが、自分でもよく分からなかった。あの状況なら誘わないと不自然に思われるかと思ったし、でもそれだけではない気持ちもあった。
私はその時性格の悪いことを考えてしまっていた。私がアイドルとして輝いている姿に星亜が見惚れ、そのことに気づく彼女の姿を想像してしまっていたのだ。そうなってほしいと思ってしまっていた。
なんて私は性格が悪いんだろう。嫉妬、僻み、人の中身を決めつける癖、全てを消し去りたかった。でも、その負の感情はとめどなく私の心から溢れ出してしまう。この感情が溢れ出てくるのは決まって、星亜の彼女を見かけた時や、エストレージャの“期待の新人”メンバーをテレビ等で見たり話題に上がった時だった。
でも、これから私が“期待の新人”アイドルになるんだ。
そして、星亜の彼女より目を惹く存在に絶対になってやる。いっそのこと、星亜の最高の推しメンになってみせる___。
星亜への固い決意を胸に、お披露目ライブまでのレッスンは自分も周りも驚くほど頑張れた。頑張れた理由は何より、星亜の彼女より目を惹く女の子になって星亜の最高の推しメンになるためだった。『期待して待ってくれているファンのために___』なんて言っている同期メンバーもいたけれど、私は星亜だけが頑張るモチベだった。
エストレージャの推しである永山さくらはもちろん、他の人気メンバーのメイクの仕方や仕草をSNSを遡ってみては真似してみたり、パフォーマンスは動画投稿SNSで寝る間も惜しんで見返して研究した。そして、研究した部分を忘れないようにノートに書きまくり、良いと思った部分は何もかも試してみた。
段々、レッスンの先生やプロデューサーさんにも褒められるようになり、『菖蒲を見習うように』と言ってもらえるようになった。同期メンバーからも自主練で何をしているか聞かれるようになり、自分がどんどんアイドルとして成長していっているのを実感できた。
あっという間に一ヶ月のレッスン期間は終わりを告げ、お披露目ライブの日がやってきた。当日のリハーサルの時になって初めて会場を見た私達フレッシュルースは、いくら国民的アイドルことエストレージャの姉妹グループとはいえ都内の大きいライブハウスに圧倒された。
『こんな大きい会場をたった六人しかいない私達で埋められるだろうか___。』そんな不安で頭がいっぱいになり、今日まで覚えたセットリストや振り付けにスピーチのセリフが記憶から飛びそうになる。
リハーサル中、会場の広さに圧倒されながらも、レッスン期間の時に言ってもらえた言葉やたくさん研究したことを思い出しながら、体を大きく見せるように必死に声を出して歌って踊った。
そして歌って踊りながら客席を見下ろす。どの席に星亜が来るかは分からない。でも絶対に見つけられる自信がある。どんなに後ろの端っこにいても絶対に見つけて爆レスするんだ。そして、私を星亜の最高の推しメンにしてみせる___。
リハーサルが終わり、同期メンバーたちやレッスンの先生とプチ反省会をしていたら、外がガヤガヤし始めた。スタッフさん達が慌ただしくライブの準備をしている。もうすぐ入場だ。星亜は本当に来てくれるのかな。
本当はいけないと分かりながらも会場の外の様子が気になり、控え室をこっそり抜け出し、マスクをつけて帽子を深く被り会場の外に出てみた。その時、会場の外では会場がなんとか埋まりそうな大勢の人だかりができており、会場前の通路にカサブランカの祝花のフラワースタンドが飾れていた。
近くで見たくて祝花に向かって人だかりを抜けていくと、見覚えのある背中が見えた。星亜だった。本当に来てくれた。星亜に話しかけに行きたい気持ちをグッと堪え、こっそりと横顔が見える位置に移動すると、星亜は祝花を感慨深そうに見ていた。
『星亜、私、星亜の最高の推しになるためにアイドルになったんだよ。』
そう言ったら君は笑うのかな。いつかそう言える日が来るのかな。心の中で星亜に話しかけながら、会場の中に入り控え室に戻る。
もうすぐ私の星亜へあてたステージが始まる___。



