訓練を重ねて戦えるようになったある日、館内で呼び出された。
『堤、井伊両名は直ちに対魔群攻撃群第2駐屯地へ。まもなく迎えが来る』
そのアナウンスが終わるとほぼ同時に、北御門さんが来るまでやって来た。
「ほらのって!」
僕はすぐに乗った。井伊さんも、少しためらいながらのっていた。
「堤くんは、これが初陣だったっけ」
「は、はい」
「もし君たち魔法少女に何かあったら、俺が守るから。よろしく」
よろしくって…何か身構えないと行けないのだろうか?
駐屯地はお屋敷からすぐにあり、社会科見学で何回かみたことあるようなところだった。
駐車場で降りて、ブリーフィングに同席する。この間、井伊さんとの会話は全くなかった。
「上空降下ポイントまであと十分、降下用意」
僕は今、上空3000mにいる。恐ろしい高さだ。だが、以外と恐怖心はなかった。
今回の作戦は魔群のすみかになりつつあるダムの破壊だった。井伊さんが鳳と呼ばれる火の魔法を使うらしい。それで水を強引に「蒸発」させるらしい。
僕は、先にダムへ向かい、魔群を殲滅するとのことだった。水が多いから、戦いやすいとか言われている。いや、そもそも初めての実戦だ。そんなこといわれても…という感じだ。
「まもなく降下地点です!」
「ありがとう!」
下にはダムが見えていた。一応習った銃の弾を見てみる…よし、普通だ。
「堤法人、行きます!」
そうして、僕は広大な空へ身を投げた。
いや、身を委ねるの方がよかった。だって、そのまま飛ぶのだから。
基礎魔法を壁のように使い、そのまま加速する。恐ろしい速度で景色が変わる。からだの回りに衝撃波が一瞬浮かんだ。
地面まで数百m、やっと魔群が見えるようになったから、僕は加速を止め銃をうち始めた。
スウォームクラスばっか…少し気持ち悪い。まあばっさばっさ相手が倒れていくのは快感に感じた。
「!」
空からの攻撃…上を見上げると、空を飛ぶスウォームクラス…!たまにいるというやつで、しかもでかい。奴が主なのか…?
「…やるか」
空を飛ぶスウォームクラスを追いかけ始める。
『堤、井伊両名は直ちに対魔群攻撃群第2駐屯地へ。まもなく迎えが来る』
そのアナウンスが終わるとほぼ同時に、北御門さんが来るまでやって来た。
「ほらのって!」
僕はすぐに乗った。井伊さんも、少しためらいながらのっていた。
「堤くんは、これが初陣だったっけ」
「は、はい」
「もし君たち魔法少女に何かあったら、俺が守るから。よろしく」
よろしくって…何か身構えないと行けないのだろうか?
駐屯地はお屋敷からすぐにあり、社会科見学で何回かみたことあるようなところだった。
駐車場で降りて、ブリーフィングに同席する。この間、井伊さんとの会話は全くなかった。
「上空降下ポイントまであと十分、降下用意」
僕は今、上空3000mにいる。恐ろしい高さだ。だが、以外と恐怖心はなかった。
今回の作戦は魔群のすみかになりつつあるダムの破壊だった。井伊さんが鳳と呼ばれる火の魔法を使うらしい。それで水を強引に「蒸発」させるらしい。
僕は、先にダムへ向かい、魔群を殲滅するとのことだった。水が多いから、戦いやすいとか言われている。いや、そもそも初めての実戦だ。そんなこといわれても…という感じだ。
「まもなく降下地点です!」
「ありがとう!」
下にはダムが見えていた。一応習った銃の弾を見てみる…よし、普通だ。
「堤法人、行きます!」
そうして、僕は広大な空へ身を投げた。
いや、身を委ねるの方がよかった。だって、そのまま飛ぶのだから。
基礎魔法を壁のように使い、そのまま加速する。恐ろしい速度で景色が変わる。からだの回りに衝撃波が一瞬浮かんだ。
地面まで数百m、やっと魔群が見えるようになったから、僕は加速を止め銃をうち始めた。
スウォームクラスばっか…少し気持ち悪い。まあばっさばっさ相手が倒れていくのは快感に感じた。
「!」
空からの攻撃…上を見上げると、空を飛ぶスウォームクラス…!たまにいるというやつで、しかもでかい。奴が主なのか…?
「…やるか」
空を飛ぶスウォームクラスを追いかけ始める。
