「ねー颯介君」
「なに?菜奈ちゃん」
颯介君と私が別れてから颯介君は同じクラスの田辺菜奈と付き合い始めた。
正直言うと有り得ない組み合わせで交際宣言がされた日はクラスどころか学校中をどよめかせていた。
昼休み颯介君と菜奈が出て行くと
「菜奈ちゃんって虎視眈々としてるよね」
クラスのリーダーの花ちゃんが言う。
「わかる〜」
私が花ちゃんに応える。
「絶対愛衣ちゃんが付き合ってるのにアピールしてたんだよ」
「だよねー本当に最低」
「実際愛衣ちゃんの方が可愛いし菜奈はないわ」
「えーそんなことないよー」
「そんなことあるってー」
「そうだよ自信持ちなー?」
前に私のことを影でグチグチ言ってた子達が私に群がる。
結局はみんな流されてるだけだ。
だからこの状況を利用して私はまた颯介君と付き合う前のポジションを手に入れた。
「あ、そうだ今日さ一緒に遊ばない?」
「いいよーどこ集合?」
「菜奈ん家」
「「いいねー!」」
そして私達は放課後菜奈の家に行き菜奈を強引に誘い出し菜奈を用水路に突き落とした。
「あのさぁ、私の颯介君返してよこの泥棒猫!」
「愛衣ちゃんが付き合ってたのに横取りしたんでしょー?謝りなよー」
花ちゃんも私に加勢する。
そして菜奈が這い上がろうとする手を踏み阻止する。
「そうだ写真撮ろー」
「いいねー!撮ろー!」
そして菜奈を撮るとグループ内のメッセージに菜奈が用水路に座り込み涙を流す姿の写真が送られる。
「菜奈汚ーい」
「あははっ愛衣ちゃんが落としたんじゃん」
「まぁねー。でも、菜奈は私の颯介君を奪って行った泥棒だし、これぐらい可愛いもんでしょ?土下座したって良いんだからね」
「…っごめん、なさ…い」
「聞こえないなー」
「ごめんなさい…」
「泣いて謝ったって許す訳ないじゃん」
「愛衣ちゃん冷たーい」
「でも、菜奈ちゃんが横取りしたのが悪いんだからね、私今でも颯介君が好きなのに菜奈ちゃんが横取りしたせいで別れたんだから」
「ほんとだよ、何で地味な子ポジのやつがみんなのアイドルと付き合ってんの?」
「付き合ってない…私颯介君とは付き合ってないの」
「嘘だ、交際宣言してたじゃん!」
「そうだよ!みんな聞いてたんだから」
「あれは…勝手に広まったもので」
「泥棒猫のこと信じれる?」
「無理だわ」
「だよね」
「じゃあ、付き合ってないなら学校来ないでよ。私の颯介君に近付かないで」
「なに?菜奈ちゃん」
颯介君と私が別れてから颯介君は同じクラスの田辺菜奈と付き合い始めた。
正直言うと有り得ない組み合わせで交際宣言がされた日はクラスどころか学校中をどよめかせていた。
昼休み颯介君と菜奈が出て行くと
「菜奈ちゃんって虎視眈々としてるよね」
クラスのリーダーの花ちゃんが言う。
「わかる〜」
私が花ちゃんに応える。
「絶対愛衣ちゃんが付き合ってるのにアピールしてたんだよ」
「だよねー本当に最低」
「実際愛衣ちゃんの方が可愛いし菜奈はないわ」
「えーそんなことないよー」
「そんなことあるってー」
「そうだよ自信持ちなー?」
前に私のことを影でグチグチ言ってた子達が私に群がる。
結局はみんな流されてるだけだ。
だからこの状況を利用して私はまた颯介君と付き合う前のポジションを手に入れた。
「あ、そうだ今日さ一緒に遊ばない?」
「いいよーどこ集合?」
「菜奈ん家」
「「いいねー!」」
そして私達は放課後菜奈の家に行き菜奈を強引に誘い出し菜奈を用水路に突き落とした。
「あのさぁ、私の颯介君返してよこの泥棒猫!」
「愛衣ちゃんが付き合ってたのに横取りしたんでしょー?謝りなよー」
花ちゃんも私に加勢する。
そして菜奈が這い上がろうとする手を踏み阻止する。
「そうだ写真撮ろー」
「いいねー!撮ろー!」
そして菜奈を撮るとグループ内のメッセージに菜奈が用水路に座り込み涙を流す姿の写真が送られる。
「菜奈汚ーい」
「あははっ愛衣ちゃんが落としたんじゃん」
「まぁねー。でも、菜奈は私の颯介君を奪って行った泥棒だし、これぐらい可愛いもんでしょ?土下座したって良いんだからね」
「…っごめん、なさ…い」
「聞こえないなー」
「ごめんなさい…」
「泣いて謝ったって許す訳ないじゃん」
「愛衣ちゃん冷たーい」
「でも、菜奈ちゃんが横取りしたのが悪いんだからね、私今でも颯介君が好きなのに菜奈ちゃんが横取りしたせいで別れたんだから」
「ほんとだよ、何で地味な子ポジのやつがみんなのアイドルと付き合ってんの?」
「付き合ってない…私颯介君とは付き合ってないの」
「嘘だ、交際宣言してたじゃん!」
「そうだよ!みんな聞いてたんだから」
「あれは…勝手に広まったもので」
「泥棒猫のこと信じれる?」
「無理だわ」
「だよね」
「じゃあ、付き合ってないなら学校来ないでよ。私の颯介君に近付かないで」



