昼休み私は花ちゃんと一緒に生徒指導室へ来ていた。
「…失礼します」
「あら、愛衣ちゃん、花ちゃんいらっしゃい」
生徒指導室のおばあちゃん先生がにこにこと笑を浮かべながら挨拶をして来た。
「菜奈ちゃん居ますか?」
「居るわよ、入って入って」
生徒指導室へ足を踏み入れると窓辺に座り読書をしていた菜奈ちゃんが居た。
「菜奈ちゃん」
私は今日も颯介君と良好な関係のために菜奈に愛想笑いを向ける。
「愛衣ちゃん、花ちゃん」
「やっほー」
そしてしばらく女子トークを交わしたあと菜奈ちゃんが言った。
「颯介君とはさ私、本当に付き合ってはなかったんだよ」
「どういうこと?」
「理科の授業中、颯介君が消しゴムを忘れてね?たまたま貸したの。それで名前言ってくれたから、覚えてるの?ってなって、私が環境委員で花壇の世話してることも知ってたから、凄い記憶力だねって話てただけなの。それを誰かが勘違いして広めただけなの」
「…菜奈ちゃん、本当にごめんね…私勘違いして菜奈ちゃんに酷いことした」
「私も…本当にごめんね」
END
「…失礼します」
「あら、愛衣ちゃん、花ちゃんいらっしゃい」
生徒指導室のおばあちゃん先生がにこにこと笑を浮かべながら挨拶をして来た。
「菜奈ちゃん居ますか?」
「居るわよ、入って入って」
生徒指導室へ足を踏み入れると窓辺に座り読書をしていた菜奈ちゃんが居た。
「菜奈ちゃん」
私は今日も颯介君と良好な関係のために菜奈に愛想笑いを向ける。
「愛衣ちゃん、花ちゃん」
「やっほー」
そしてしばらく女子トークを交わしたあと菜奈ちゃんが言った。
「颯介君とはさ私、本当に付き合ってはなかったんだよ」
「どういうこと?」
「理科の授業中、颯介君が消しゴムを忘れてね?たまたま貸したの。それで名前言ってくれたから、覚えてるの?ってなって、私が環境委員で花壇の世話してることも知ってたから、凄い記憶力だねって話てただけなの。それを誰かが勘違いして広めただけなの」
「…菜奈ちゃん、本当にごめんね…私勘違いして菜奈ちゃんに酷いことした」
「私も…本当にごめんね」
END



