少しでも廉くんに可愛く見られたくて、廉くんとお姉ちゃんと同じ高校に入ってからおしゃれだってすごく頑張った。
だけど、どんなに努力しても私の想いは報われない。
廉くんにとって私は“彼女の妹”。
だけど、それでもいいと思っていた。
大好きなお姉ちゃんから彼氏を取りたいなんて思ったことはないし、そんなことしなくても必然的に私は廉くんと会えるし話せるから。
だけど廉くんがいなくなってしまった今、それすらもできなくなってしまった。
一番辛いはずのお姉ちゃんを支えないといけないのに、私にはできないよ…。
–––パシュッ。
ふと、リングに当たることなく綺麗にシュートが決まる心地よい音が聞こえてきて、思わずハッとして顔を上げる。
よく見ると、バスケゴールの前に誰かが立っていた。
軽快にボールをつきながら、またその人がゴールに向かってボールを放った。
その見惚れてしまいそうな綺麗なフォームには、見覚えがあった。
「…廉、くん?」
ゆっくりと焦茶色の髪をなびかせながら、制服姿の廉くんが振り向いてきた。
間違いない。見間違うはずがないもん。
だけど、どんなに努力しても私の想いは報われない。
廉くんにとって私は“彼女の妹”。
だけど、それでもいいと思っていた。
大好きなお姉ちゃんから彼氏を取りたいなんて思ったことはないし、そんなことしなくても必然的に私は廉くんと会えるし話せるから。
だけど廉くんがいなくなってしまった今、それすらもできなくなってしまった。
一番辛いはずのお姉ちゃんを支えないといけないのに、私にはできないよ…。
–––パシュッ。
ふと、リングに当たることなく綺麗にシュートが決まる心地よい音が聞こえてきて、思わずハッとして顔を上げる。
よく見ると、バスケゴールの前に誰かが立っていた。
軽快にボールをつきながら、またその人がゴールに向かってボールを放った。
その見惚れてしまいそうな綺麗なフォームには、見覚えがあった。
「…廉、くん?」
ゆっくりと焦茶色の髪をなびかせながら、制服姿の廉くんが振り向いてきた。
間違いない。見間違うはずがないもん。



