なんとなく、嫌な予感がする。
「廉が…死んじゃった」
「………え?」
瀬戸内廉。
去年の男子バスケ部キャプテンで、一つ年上のお姉ちゃんとは同い年でそしてお姉ちゃんの彼氏でもある。
よく家にも遊びに来ていたし同じバスケ部の先輩後輩の関係でもあったから、廉くんとは私もそこそこ仲が良かった。
「車に轢かれそうだった小さな子どもを庇って…本当に一瞬だった。一瞬で、廉がいなくなっちゃったの…っ」
力なくスマホが手から滑り落ちて、もうお姉ちゃんの声は聞こえてこなかった。
「…瑠那?どうしたの?瑠那!?」
息の仕方を忘れたかのようにうまく呼吸ができなくて、苦しみながら崩れ落ちた私を柚月が支えてくれた。
大丈夫だと言いたいのに言葉なんて出てこなくて、寒くもないのに指先まで冷え切って体の震えが止まらなかった。
廉くんが死んだ。
それは、絶対に叶うことのない片想いをしていた私が死んでしまったも同然だった。
「廉が…死んじゃった」
「………え?」
瀬戸内廉。
去年の男子バスケ部キャプテンで、一つ年上のお姉ちゃんとは同い年でそしてお姉ちゃんの彼氏でもある。
よく家にも遊びに来ていたし同じバスケ部の先輩後輩の関係でもあったから、廉くんとは私もそこそこ仲が良かった。
「車に轢かれそうだった小さな子どもを庇って…本当に一瞬だった。一瞬で、廉がいなくなっちゃったの…っ」
力なくスマホが手から滑り落ちて、もうお姉ちゃんの声は聞こえてこなかった。
「…瑠那?どうしたの?瑠那!?」
息の仕方を忘れたかのようにうまく呼吸ができなくて、苦しみながら崩れ落ちた私を柚月が支えてくれた。
大丈夫だと言いたいのに言葉なんて出てこなくて、寒くもないのに指先まで冷え切って体の震えが止まらなかった。
廉くんが死んだ。
それは、絶対に叶うことのない片想いをしていた私が死んでしまったも同然だった。



