「お姉ちゃん、ごめんね」
「それは私のセリフ…っ」
お姉ちゃんをそっと抱きしめながら、私の目からも涙が溢れていることに気づく。
知ってたはずなのに。廉くんの好きな人は、お姉ちゃんだって。
だけど、やっぱり悔しいし悲しい。
実る恋はたった一つだから。どんなに頑張っても実らないことがあるのが、恋だから。
「…ねえ、お姉ちゃん。今、何時?」
「え?えっと…午後四時四十五分」
「私、廉くんにさようならして来ないと。お姉ちゃんを置いて先に行くなんて、って殴りにいって来ないと」
お姉ちゃんはぐしゃぐしゃの顔できょとんと首を傾げると、ふっと優しく吹き出した。
「よくわかんないけど、行ってらっしゃい」
「うん、行ってきます」
これで最後。廉くんと会えるのも話せるのも、最後が私なんて本当にいいのかな…。
なんて、そんなことはもう考えない。廉くんとちゃんとお別れをしないと。
会って、ちゃんと私の気持ちを伝えるんだ。
「それは私のセリフ…っ」
お姉ちゃんをそっと抱きしめながら、私の目からも涙が溢れていることに気づく。
知ってたはずなのに。廉くんの好きな人は、お姉ちゃんだって。
だけど、やっぱり悔しいし悲しい。
実る恋はたった一つだから。どんなに頑張っても実らないことがあるのが、恋だから。
「…ねえ、お姉ちゃん。今、何時?」
「え?えっと…午後四時四十五分」
「私、廉くんにさようならして来ないと。お姉ちゃんを置いて先に行くなんて、って殴りにいって来ないと」
お姉ちゃんはぐしゃぐしゃの顔できょとんと首を傾げると、ふっと優しく吹き出した。
「よくわかんないけど、行ってらっしゃい」
「うん、行ってきます」
これで最後。廉くんと会えるのも話せるのも、最後が私なんて本当にいいのかな…。
なんて、そんなことはもう考えない。廉くんとちゃんとお別れをしないと。
会って、ちゃんと私の気持ちを伝えるんだ。



