「…え?俺が、瑠那の彼氏だった?」
「そう。廉くんは忘れてるかもしれないけど、私たち、付き合ってたんだよ」
廉くんは驚いたように目を見開き–––そして、消えた。
きっと一時間が経ってしまったのだろう。
…やってしまった。
私は、一体なんてことを言ってしまったのだろう。
お姉ちゃんの妹として、廉くんと会って話せればいいなんてそれだけでいいはずがない。
そんな綺麗事で片付けられるほど、私の気持ちは簡単じゃない。
いつも思っていた。
お姉ちゃんじゃなくて、私が廉くんと先に出会って恋をして、付き合えていたらって。
だから、記憶をなくしてこの世界に五日間だけ戻ってきた廉くんと、お姉ちゃんよりも先に出会えたことは神様が私にくれた最後のチャンスなのではないかと勘違いしてしまう。
私が廉くんの彼女になれる、最後のチャンスだと。
ずるくても最低でも二人を裏切ることだってわかってても、それでもいい。
たったの五日間だけでも、私は廉くんの彼女になりたいとそう思ってしまったから…。
「そう。廉くんは忘れてるかもしれないけど、私たち、付き合ってたんだよ」
廉くんは驚いたように目を見開き–––そして、消えた。
きっと一時間が経ってしまったのだろう。
…やってしまった。
私は、一体なんてことを言ってしまったのだろう。
お姉ちゃんの妹として、廉くんと会って話せればいいなんてそれだけでいいはずがない。
そんな綺麗事で片付けられるほど、私の気持ちは簡単じゃない。
いつも思っていた。
お姉ちゃんじゃなくて、私が廉くんと先に出会って恋をして、付き合えていたらって。
だから、記憶をなくしてこの世界に五日間だけ戻ってきた廉くんと、お姉ちゃんよりも先に出会えたことは神様が私にくれた最後のチャンスなのではないかと勘違いしてしまう。
私が廉くんの彼女になれる、最後のチャンスだと。
ずるくても最低でも二人を裏切ることだってわかってても、それでもいい。
たったの五日間だけでも、私は廉くんの彼女になりたいとそう思ってしまったから…。



