========== この物語はあくまでもフィクションです =========
============== 主な登場人物 =========================
笠置・・・夏目リサーチ社員。元学者。元経営者。分室リーダー。
高山・・・夏目リサーチ社員。元木工職人。Web小説ライターでもある。
榊・・・夏目リサーチ社員。元エンパイヤステーキホテルのレストランのシェフ。元自衛隊員。分室のまかない担当。
夏目朱美・・・夏目リサーチ副社長。オーナー夏目の妹。
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==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==
※夏目リサーチは、阿倍野元総理が現役時代に設立された会社で、警視庁テロ対策室準備室が出来る前に出来た。スーパーや百貨店の市場調査会社が、「隠密に」テロ組織を調査するのに適していると、副総監が判断し、公安のアシストとしてスタートした。
夏目リサーチは、民間の市場調査を行うのと併行して、危機的状況を調査する、国家唯一の調査機関である。
午後10時。浅草、浅草寺裏手のビル。夏目リサーチ社分室。
榊達が出勤すると、夏目朱美が、CDとSDを笠置に渡していた。
「副社長。浴衣ですか?」と、高山が呆れると、「だって、花火大会は、年に一回でしょ?」と、平気な顔をして言う。
そうかな、と思いながら、笠置は尋ねてみた。
「で、どんな案件です?」と、笠置がデータをセットしながら尋ねると、先月の事件だけど、刃物男が制止を聞かず、威嚇射撃にも動ぜずに、仕方無く発砲した警察官がテレビの、おちゃれけコメンテーターに過剰防衛扱いされ、物議がって事件、あったでしょ。その後の調べで、犯人は、勘違いで殺そうとして、警察官に結局撃たれたのね。周囲にいた人達の証言で、あらぬことを口走っていた事も分かっているし、本来の、狙われた人も、見知らぬ男だと証言した。そこで、犯人の家を探して判明した人物のデータがコレ。偶然同じ写真に写っていたけど、よく見ると違う人物なのに。」
「副社長、所謂ヤクをやっていたのでは?」高山が尋ねてみた。
「鋭い。今夜、添い寝してくれる?」と、明美は悪戯っぽく高山に言った。
「副社長。酔うのはまだ早いですよ。」と、厨房から榊が助け船を出した。
「で、警察のデータにも、お名前カードのデータにも無かったから、行動範囲で絞り込むってことですね。」と笠置が言った。
マッチングデータが出てくるまで、朱美は、榊を手伝って、料理を運んだ。
「おでん?」
「意外ですか?副社長の美貌を保つには、ヘルシーでなくちゃね。」
笠置が笑っていると、マッチング結果が出た。
「埼玉のネットカフェか。一緒にいるのは、前科者データがあるな。」
笠置が、急いで、警視庁にデータを送った。
「まずは大根。 カロリーが低く消化を助けます。こんにゃく・しらたき。ほぼカロリーがなく満腹感が出ます。昆布:。ミネラルが豊富でヘルシー。はんぺん。 ふんわりして胃に優しい夜食に控えたほうがベターですよねえ。餅巾着。糖質とカロリーが高めだけど、程度の問題。さつま揚げなどの揚げ物練り物、脂質や塩分が多いソーセージ:は脂質と塩分が高いけど、これもほどほど。副社長には、ワイン。まあ、副社長には・・・って、もう食べてるし。」
「美味しいわあ。」
3人は、笑うしかなかった。
―完―


