翌日、廊下でちんちくりんにバッタリ会った。
不思議な事ににっこり笑って浅く頭を下げて通り過ぎていった。
またまた新しい反応だ。
小さくなっていく後ろ姿を見ていた。
「変なやつ…」
三日後、教室移動の時に階段でちんちくりんに会った。
大きな箱を両手で抱えていた。
授業で使う教材や備品を次のクラスに運んでいるのだ。
鼻から下は箱に隠れていた。
足元を見ているちんちくりんは、俺に気付かずにそのまますれ違った。
何となく、階段を上り切るまで見ていようと思った。
駆け上ってちんちくりんを追い抜いた奴の肘が、箱の端にぶつかった。
「わっ」
俺は咄嗟にバランスを崩したちんちくりんに手を伸ばして支えた。
「あ、中道くん。ありがとう」
俺はちんちくりんの手から箱を取った。
「これ、何組?」
「1組…」
「俺が持って行くから戻っていいよ」
そう言うと
「ありがとう」
と言って、にっこり笑った。
不思議な事ににっこり笑って浅く頭を下げて通り過ぎていった。
またまた新しい反応だ。
小さくなっていく後ろ姿を見ていた。
「変なやつ…」
三日後、教室移動の時に階段でちんちくりんに会った。
大きな箱を両手で抱えていた。
授業で使う教材や備品を次のクラスに運んでいるのだ。
鼻から下は箱に隠れていた。
足元を見ているちんちくりんは、俺に気付かずにそのまますれ違った。
何となく、階段を上り切るまで見ていようと思った。
駆け上ってちんちくりんを追い抜いた奴の肘が、箱の端にぶつかった。
「わっ」
俺は咄嗟にバランスを崩したちんちくりんに手を伸ばして支えた。
「あ、中道くん。ありがとう」
俺はちんちくりんの手から箱を取った。
「これ、何組?」
「1組…」
「俺が持って行くから戻っていいよ」
そう言うと
「ありがとう」
と言って、にっこり笑った。


