ふと目が覚めて瞼を開ければ、寝袋で就寝していたはずのクロードは窓の外を見ていた。
「……あ」
「シュゼット。起きたの?」
ぼんやりと夜景を見ていたクロードは、私が起きたことに驚いたらしい。
「ええ……眠れなかったの……?」
「うん……シュゼットと会えて、興奮して嬉しくて眠れない。今が夢かもしれないと思うから」
私は身を起こして、彼に近付き背中をさすった。クロードは驚いた表情を浮かべて、私を見た。
「小さい頃こうしてたら、すぐ笑顔になった」
「……いや、子ども扱いはやめてよ。ひとつしか変わらないんだから」
苦笑いしたクロードはもう一度、窓の外へと視線を戻した。
私だって彼と会わなくなって色々あったけれど、クロードだって同じことかもしれない。
「お使いに行って来た次の日は、休みなの。朝になったら、観光でも行く?」
ノディウ王国の王都は、住民はあまり行かないけれど、観光出来る場所も多い。
「……あ」
「シュゼット。起きたの?」
ぼんやりと夜景を見ていたクロードは、私が起きたことに驚いたらしい。
「ええ……眠れなかったの……?」
「うん……シュゼットと会えて、興奮して嬉しくて眠れない。今が夢かもしれないと思うから」
私は身を起こして、彼に近付き背中をさすった。クロードは驚いた表情を浮かべて、私を見た。
「小さい頃こうしてたら、すぐ笑顔になった」
「……いや、子ども扱いはやめてよ。ひとつしか変わらないんだから」
苦笑いしたクロードはもう一度、窓の外へと視線を戻した。
私だって彼と会わなくなって色々あったけれど、クロードだって同じことかもしれない。
「お使いに行って来た次の日は、休みなの。朝になったら、観光でも行く?」
ノディウ王国の王都は、住民はあまり行かないけれど、観光出来る場所も多い。



