居なくなった私のことを……あの人たちは、愛してくれているだろうか。
「クロードは知らないの。両親は、私が居たから……結婚したの……父は母に騙されたと、詰(なじ)っていた。私という子どもさえいなければ、お前と結婚しなかったのにって、ずっと喧嘩してたわ」
「知らなかった。シュゼットのご両親なら俺が訪ねた時は、仲良さそうに見えた」
「いいえ……だから、私は親戚の家に行かされたの」
「それは違うよ。生活を立て直すために、お金を稼がなくてはいかなかったから、一時的に預けただけだよ。それに、ご両親も仕事が上手くいかずお金が無いと、イライラして思ってもいない事を言ってしまうことも……」
「……違う! 違う!! 私たち家族のこと、何も知らないのに、知ったように言わないで!!」
「シュゼット……」
「……私が居たから……私のせいなの。皆、それで辛い思いしたの。私なんて……私なんて」
それは、心の中にずっと秘めていた想いで、私が家出をすることになった直接的な原因だった。
お父様はお母様と結婚した理由は『シュゼットが居たから』と言った……では、私が居なかったら……?
「クロードは知らないの。両親は、私が居たから……結婚したの……父は母に騙されたと、詰(なじ)っていた。私という子どもさえいなければ、お前と結婚しなかったのにって、ずっと喧嘩してたわ」
「知らなかった。シュゼットのご両親なら俺が訪ねた時は、仲良さそうに見えた」
「いいえ……だから、私は親戚の家に行かされたの」
「それは違うよ。生活を立て直すために、お金を稼がなくてはいかなかったから、一時的に預けただけだよ。それに、ご両親も仕事が上手くいかずお金が無いと、イライラして思ってもいない事を言ってしまうことも……」
「……違う! 違う!! 私たち家族のこと、何も知らないのに、知ったように言わないで!!」
「シュゼット……」
「……私が居たから……私のせいなの。皆、それで辛い思いしたの。私なんて……私なんて」
それは、心の中にずっと秘めていた想いで、私が家出をすることになった直接的な原因だった。
お父様はお母様と結婚した理由は『シュゼットが居たから』と言った……では、私が居なかったら……?



