その日から私の日常は崩れた。雄太は見舞いに来てくれるけど、だんだん雄太の笑顔を見ることがなくなっていく。それが悲しくて、私はまた昔のようになってしまっていく。それが怖くて、無理やりな笑顔を作るようになってしまう。正直、自分がもうすぐこの世からいなくなるのが怖かった。自分が全部壊れていくのが怖かった。
「雄太....」
「麗美?」
「私が死んだら、私のことなんて忘れて、今よりもっと幸せな人生を送ってね」
こんな会話が続くようになった。体も心も限界だった。もういっそのこと、雄太と別れたほうがいいんじゃないかって、思うことも多くなった。どうせ私は後少しで、亡くなる存在なのだから。だから、雄太のことだけを考えて、雄太が悲しまないようにしたかった。でも、最近気づいたけど、雄太も私と同じことを考えていたみたい。
「雄太....」
「麗美?」
「私が死んだら、私のことなんて忘れて、今よりもっと幸せな人生を送ってね」
こんな会話が続くようになった。体も心も限界だった。もういっそのこと、雄太と別れたほうがいいんじゃないかって、思うことも多くなった。どうせ私は後少しで、亡くなる存在なのだから。だから、雄太のことだけを考えて、雄太が悲しまないようにしたかった。でも、最近気づいたけど、雄太も私と同じことを考えていたみたい。



