——10分後。業間が終わる合図の音楽が流れた。
「ほのかちゃん、大変! 早く教室に行かないと!」
「そうだね。続きは……また来週だね」
「それにしてもびっくりだったね、ほのかちゃん。タイルだと思っていたあれがブロックだっただなんて」
そうなのだ。あれはタイルではなく、ブロックだった。
「そうだね、うさみちゃん。でも、まだブロックだと決めつけないほうがいいかも。まだ全体像が見えていないから」
「確かに、そうかもね。また来週も頑張ろう、ほのかちゃん!」
「私、今週末にある当番総会議の時に『今月あったトピックス』でこのことを言っておくね」
「ありがとう、ほのかちゃん。さあ、急いで教室に帰ろう! 3時間目遅れちゃうよ! 次は……国語の時間だから、国語の先生ブチギレちゃうよ!」
「今日は2月26日金曜日。最後の当番総会議になります。みなさん張り切っていきましょう」
あれから4日後。今日は2月26日で、今は6時間目の後にある特別授業の時間。毎週金曜日は6時間目の後に特別授業があって、今日みたいに当番総会議をしたり、クラスで学活をしたり、クラブ活動をしたりする。
「続いて、『今月あったトピックス』です。当番の仕事をしていて何か困ったことがあったり、いつもと違ったことがあったりしたら教えてください」
いよいよだ。しっかり伝えるぞ!
「はい」
「では、春井さん」
「はい、先週の当番の仕事をしている時に、飼育小屋の中に見慣れないブロックみたいなものが埋まっていました。ですが、まだ何かはわかりません」
「分かりました。春井さん、ありがとうございました。他に何か、変わったことがあったら教えてください」
ふぅ、なんとか言えた。なんだか私が意見を発表したとき、なんだかざわついていた気が……。まぁ、いっか。気にしないでおこう。うさみちゃんを見ると、少し微笑み、小さな声で、「ありがとう、言ってくれて」と言っていた。
「ほのかちゃん、大変! 早く教室に行かないと!」
「そうだね。続きは……また来週だね」
「それにしてもびっくりだったね、ほのかちゃん。タイルだと思っていたあれがブロックだっただなんて」
そうなのだ。あれはタイルではなく、ブロックだった。
「そうだね、うさみちゃん。でも、まだブロックだと決めつけないほうがいいかも。まだ全体像が見えていないから」
「確かに、そうかもね。また来週も頑張ろう、ほのかちゃん!」
「私、今週末にある当番総会議の時に『今月あったトピックス』でこのことを言っておくね」
「ありがとう、ほのかちゃん。さあ、急いで教室に帰ろう! 3時間目遅れちゃうよ! 次は……国語の時間だから、国語の先生ブチギレちゃうよ!」
「今日は2月26日金曜日。最後の当番総会議になります。みなさん張り切っていきましょう」
あれから4日後。今日は2月26日で、今は6時間目の後にある特別授業の時間。毎週金曜日は6時間目の後に特別授業があって、今日みたいに当番総会議をしたり、クラスで学活をしたり、クラブ活動をしたりする。
「続いて、『今月あったトピックス』です。当番の仕事をしていて何か困ったことがあったり、いつもと違ったことがあったりしたら教えてください」
いよいよだ。しっかり伝えるぞ!
「はい」
「では、春井さん」
「はい、先週の当番の仕事をしている時に、飼育小屋の中に見慣れないブロックみたいなものが埋まっていました。ですが、まだ何かはわかりません」
「分かりました。春井さん、ありがとうございました。他に何か、変わったことがあったら教えてください」
ふぅ、なんとか言えた。なんだか私が意見を発表したとき、なんだかざわついていた気が……。まぁ、いっか。気にしないでおこう。うさみちゃんを見ると、少し微笑み、小さな声で、「ありがとう、言ってくれて」と言っていた。
