217
ウィンテ達も兵隊掃除に向かってくれたみたいだし、今の二人が対処できないくらいに思いっきり巻き込むことは考えなくて良い。とりあえず、挨拶代わりに雷でもおみまいしておこうか。神の裁きとやらだ。
そうと決めて無造作に腕を振るえば、つい先刻にも見たような白い閃光が幾重にも重なって落ちる。少し遅れて聞こえたのは内蔵を振るわすような空の轟きで、天を割いたそれは確かに二つの巨体を貫いた。
「ぬぅ……。溜めも無しにこれほどの……」
「アバデア、増援が来る前になんとしてもアレを落とすぞ」
ふむ。アバデアの方がサマエレアよりダメージ受けてそうだね。特に特別な概念情報は込めていないから、単純な耐久力の差かな。
多様な能力とより攻撃的な肉体を得た代わりに、ドラゴンの堅牢さをいくらか失ったんだね。
「それが良さそうだ」
あ、でも再生が早い。純粋な力だとドラゴンの王であるサマエレアに軍配が上がるけど、手札の数では魔竜の王であるアバデアが優っているわけね。
なるほど、これは厄介そうだ。でもまあ、最悪からはほど遠い。
「やれるものならどうぞ。ただ、簡単に死なないようには気を付けて」
「言ってくれる! フンッ!」
賽の代わりに投げた挑発は、アバデアの触手が切り裂いた。
配信越しに見るよりも早く翼の触手が伸びてくる。その膂力はおそらく、まともにくらえば辛うじて体力Sの私じゃ骨の何本かは砕けて然るべきもの。それを、顕現させた白槍で切り刻んで無効化する。
「槍だと? いつの間に……」
アバデアのあの様子だと、ドラゴンには龍器にあたるものは無さそうだ。まあ、魂力に直接干渉できる種族じゃないし当然か。
なんて考察をする間に頭上から迫るのは、サマエレアの巨爪。あれもこの身を切り裂くには十分すぎるだろうけど、まだ足りない。この槍を不壊とする力には打ち勝てない。一本が私と同じくらいありそうな爪も細い柄を砕けず、片腕を伸ばした先でピッタリ止まる。
「手加減する余裕は無いと思うけど?」
「ふん」
サマエレアは動じずか。激昂して私ばかり見てくれたら良かったんだけど。
なら仕方ない。私以外を見る余裕を奪ってしまおう。
「っ! 気張れっ、アバデア!」
意識を攻めに転じ、魂力の支配域を一気に広げる。至近故にすぐ気が付いたサマエレアの忠告も大した意味をなさない。二人を守るため槍二本分ほどを確実に支配するに留めていた私の世界が瞬く間に広がって、アバデアまでの数百メートルの半分以上がこの手に落ちた。
「魔法の撃ち合いといこうか」
パリの頭上で私を睨む異形のドラゴンへ告げ、同時に無数の氷の槍を生む。もちろんただの氷柱じゃない。貫通という概念情報を多分に盛り込み、その形状と物質性が持つ威力を大幅に強化したものだ。
その危険性をアバデアも感じ取ったんだろう。顔の険しさを増し、魔法を発動する。彼の周囲にいくつも現れ浮かぶのは、毒々しい色の球だ。あれもアバデアの持つ破滅のイメージと相性が良い。
射出は殆ど同時。私が合わせた形だ。
両者は凄まじい速度で飛び、そしてぶつかる。氷と、おそらく毒は破片となって、銀と紫の雨を降らせた。
でも全てが相殺されたわけじゃない。いくらかは私の氷柱が打ち勝って、アバデアを目指す。
その結果は、この目で見ることは叶わない。
「おっと」
魔法に意識を割いたのを好機と見たのか、はたまた友の援護か。サマエレアが自身の爪と白槍を交差させたままに、灼熱のブレスを吐きつけてきた。
紅蓮の炎は、きっと人々が持つドラゴンのイメージを反映した高威力。それに、中和や物理で対処するには些か近すぎる。
槍を一度消して素直に躱し、返事に蹴りを混ぜる。狙うは鼻っ面。多くの獣の弱点だ。
「そう急かさなくても、あなたのことも忘れてないよ」
「ぐぅっ」
うん、クリーンヒット、したけど、思ったほどのダメージはないか。多少怯ませた程度。これは、さすがドラゴンの王と言うべきか、私の素の貧弱さを嘆くべきか。
いや、顔だけで私の何倍もあるんだ。物理的には自然な話だ。
でもまあ、眼の一つくらいは貰っておこう。
槍を再度顕現し、巨大化させながら一振り。右目を狙ったそれはしかし、僅かに逸れる。翡翠の玉を真っ二つにするはずだった刃は代わりに額、角の付け根辺りを切り裂いた。
なかなか俊敏だ。大きさのせいで感覚が狂ってるのはあるけど、やっぱり基礎的な能力はアバデアよりサマエレアの方が一段上だね。
そのアバデアを睥睨すれば、暗紫の輝きが見えた。ドラゴンブレス、破滅の火炎だ。
龍の息吹ほど強力に概念を具現化するものじゃないけど、絶大な破壊力を持つのは事実。味方を巻き込んでもいけないし、ここは止めさせてもらおう。
スピード重視なら、選ぶのは雷。光線でもいいけど、イメージ的に雷の方が衝撃を乗せやすい。
「ガハッ……! 気付くか!」
当たり前でしょ、って返してあげたいけど、その前にサマエレアの牙が迫る。
高速で飛び回りながら肉弾戦を仕掛けるつもりらしい。続けざまに爪が振り下ろされ、尾に横っ面を狙われ、時おり火炎を吐きかけられる。
炎はともかく、物理攻撃はまともにくらえない。直撃すれば骨や内臓の一つくらいは持ってかれる。
サマエレアの赤い体が尾を引き、彗星のようにも見える猛攻。これを裁きながら、アバデアにも魔法を向ける。
これ、端から見たら余裕に見えるだろうけど、そうでもないね。特に大きすぎて槍で受けて体勢を崩すっていうのができないのが辛い。かと言って無理矢理斬れば手痛い反撃をくらうだろうし。
トータルで見れば、鬼秀とウィンテを同時に相手取ってるのに近いか。純粋な実力だと二人ほど脅威ではないけど。
魂力支配の強度を高めて防御寄りに、動いても大した意味ないか。
やっぱり一番手堅いのは、魔法と物理を逆にすることかな。それなら腕や翼の一つくらい、いつでも切り落とせる隙が作れる。
でもねぇ。彼らからしたら私は妙な横やりを入れてきた部外者なわけだし、せめて正面から受け止めてあげたい気もするんだよね。
「サマエレアよ、このままでは埒があかない! 我も前にでる!」
おっと、そう来るか。あの変則攻撃が混ざるとかなりやりづらい。魔法にサマエレアも巻き込める分はプラスだけど、けっきょく広域に作用するようなのは天使達が邪魔で使えないし、少なくとも状況が好転するものじゃない。
魔法で妨害、は再生力に任せて無理矢理突破された。彗星の爪撃を躱した直後の頭上に、それよりはいくらか小さな、しかし十分巨大なアバデアの爪が迫る。
「果てよ、グラシアンの犬めが!」
これも回避一択か。
大きく後方へ下がり、爪をやり過ごすと共に一気に上昇。アバデアの背後に回ってサマエレアに追撃を許さない。
「甘いわっ!」
「っ!?」
予想外の衝撃に体がくの字に曲がる。きりもみしながら落下する中、目に入ったのはアバデアの腕から生えた虫の足だ。
まさかあの足、体のどこからでも生やせる? そうすると今は腹だけにある口も怪しい。
体勢を立て直し、眼前まで迫った赤い尾を受け止める。どうにか直撃は防げた。でも、備えもなく受け止めた両腕がミシミシと鳴る。
「くぅっ……。まったく、これだから魔族は」
もう少しまともな生物らしい挙動をしてほしい。
ていうかこの状況はマズい。完全に足が止まってしまった。アバデアからすれば良い的でしかない。
上から空気を切り裂く音が聞こえた。膨大な力も感じる。落ちてくるのは、毒々しい色の巨大な槍だ。
あれは、絶対に受けちゃいけない。致命傷にはならないけど、致命的にはなる。
回避、はダメだ。すぐ下にパリの街がある。二人の命と天秤にかけているわけでもないのに見捨てるなんて、龍の傲慢さが許さない。
なら選択肢は一つ。食い破る!
一秒に満たないチャージ。直後、龍の息吹が解き放たれた。
「ガァッ!」
白い光が奔流となって破滅の槍とぶつかる。重力を味方にする槍と逆らう吐息とは拮抗し、押し合う。魔竜の破滅と龍の災いがせめぎ合う。この間にも腕の骨は悲鳴を上げ続けていて、あと少し集中しきれない。
でも、私が負けるはずがない。
白が槍を飲み込んだ。消し飛ばし、そして槍の主を目指す。
アバデアは体を傾けて回避を試みたようだけど、いかんせん、大きすぎた。私を殴り飛ばした虫の足ごと片腕が消し飛ぶ。どうせすぐに再生するんだろうけど、目的は達成だ。
私を押し潰そうとしつづける壁みたいな尾へ足をかけ、そして腕の力を抜く。力に逆らわず、むしろ従うように蹴れば、追加のダメージを受けずに離脱完了だ。
すぐに腕を治しつつ、牽制にサマエレアへ雷を叩きつける。
「ふぅ。これはなかなかだね」
グラシアンが来る前に倒せるなら倒してしまおうと思ってたけど、かなり長引きそうだ。街や天使を気にしなくていいならもっとやりようはあるんだけども。
ウィンテ達も兵隊掃除に向かってくれたみたいだし、今の二人が対処できないくらいに思いっきり巻き込むことは考えなくて良い。とりあえず、挨拶代わりに雷でもおみまいしておこうか。神の裁きとやらだ。
そうと決めて無造作に腕を振るえば、つい先刻にも見たような白い閃光が幾重にも重なって落ちる。少し遅れて聞こえたのは内蔵を振るわすような空の轟きで、天を割いたそれは確かに二つの巨体を貫いた。
「ぬぅ……。溜めも無しにこれほどの……」
「アバデア、増援が来る前になんとしてもアレを落とすぞ」
ふむ。アバデアの方がサマエレアよりダメージ受けてそうだね。特に特別な概念情報は込めていないから、単純な耐久力の差かな。
多様な能力とより攻撃的な肉体を得た代わりに、ドラゴンの堅牢さをいくらか失ったんだね。
「それが良さそうだ」
あ、でも再生が早い。純粋な力だとドラゴンの王であるサマエレアに軍配が上がるけど、手札の数では魔竜の王であるアバデアが優っているわけね。
なるほど、これは厄介そうだ。でもまあ、最悪からはほど遠い。
「やれるものならどうぞ。ただ、簡単に死なないようには気を付けて」
「言ってくれる! フンッ!」
賽の代わりに投げた挑発は、アバデアの触手が切り裂いた。
配信越しに見るよりも早く翼の触手が伸びてくる。その膂力はおそらく、まともにくらえば辛うじて体力Sの私じゃ骨の何本かは砕けて然るべきもの。それを、顕現させた白槍で切り刻んで無効化する。
「槍だと? いつの間に……」
アバデアのあの様子だと、ドラゴンには龍器にあたるものは無さそうだ。まあ、魂力に直接干渉できる種族じゃないし当然か。
なんて考察をする間に頭上から迫るのは、サマエレアの巨爪。あれもこの身を切り裂くには十分すぎるだろうけど、まだ足りない。この槍を不壊とする力には打ち勝てない。一本が私と同じくらいありそうな爪も細い柄を砕けず、片腕を伸ばした先でピッタリ止まる。
「手加減する余裕は無いと思うけど?」
「ふん」
サマエレアは動じずか。激昂して私ばかり見てくれたら良かったんだけど。
なら仕方ない。私以外を見る余裕を奪ってしまおう。
「っ! 気張れっ、アバデア!」
意識を攻めに転じ、魂力の支配域を一気に広げる。至近故にすぐ気が付いたサマエレアの忠告も大した意味をなさない。二人を守るため槍二本分ほどを確実に支配するに留めていた私の世界が瞬く間に広がって、アバデアまでの数百メートルの半分以上がこの手に落ちた。
「魔法の撃ち合いといこうか」
パリの頭上で私を睨む異形のドラゴンへ告げ、同時に無数の氷の槍を生む。もちろんただの氷柱じゃない。貫通という概念情報を多分に盛り込み、その形状と物質性が持つ威力を大幅に強化したものだ。
その危険性をアバデアも感じ取ったんだろう。顔の険しさを増し、魔法を発動する。彼の周囲にいくつも現れ浮かぶのは、毒々しい色の球だ。あれもアバデアの持つ破滅のイメージと相性が良い。
射出は殆ど同時。私が合わせた形だ。
両者は凄まじい速度で飛び、そしてぶつかる。氷と、おそらく毒は破片となって、銀と紫の雨を降らせた。
でも全てが相殺されたわけじゃない。いくらかは私の氷柱が打ち勝って、アバデアを目指す。
その結果は、この目で見ることは叶わない。
「おっと」
魔法に意識を割いたのを好機と見たのか、はたまた友の援護か。サマエレアが自身の爪と白槍を交差させたままに、灼熱のブレスを吐きつけてきた。
紅蓮の炎は、きっと人々が持つドラゴンのイメージを反映した高威力。それに、中和や物理で対処するには些か近すぎる。
槍を一度消して素直に躱し、返事に蹴りを混ぜる。狙うは鼻っ面。多くの獣の弱点だ。
「そう急かさなくても、あなたのことも忘れてないよ」
「ぐぅっ」
うん、クリーンヒット、したけど、思ったほどのダメージはないか。多少怯ませた程度。これは、さすがドラゴンの王と言うべきか、私の素の貧弱さを嘆くべきか。
いや、顔だけで私の何倍もあるんだ。物理的には自然な話だ。
でもまあ、眼の一つくらいは貰っておこう。
槍を再度顕現し、巨大化させながら一振り。右目を狙ったそれはしかし、僅かに逸れる。翡翠の玉を真っ二つにするはずだった刃は代わりに額、角の付け根辺りを切り裂いた。
なかなか俊敏だ。大きさのせいで感覚が狂ってるのはあるけど、やっぱり基礎的な能力はアバデアよりサマエレアの方が一段上だね。
そのアバデアを睥睨すれば、暗紫の輝きが見えた。ドラゴンブレス、破滅の火炎だ。
龍の息吹ほど強力に概念を具現化するものじゃないけど、絶大な破壊力を持つのは事実。味方を巻き込んでもいけないし、ここは止めさせてもらおう。
スピード重視なら、選ぶのは雷。光線でもいいけど、イメージ的に雷の方が衝撃を乗せやすい。
「ガハッ……! 気付くか!」
当たり前でしょ、って返してあげたいけど、その前にサマエレアの牙が迫る。
高速で飛び回りながら肉弾戦を仕掛けるつもりらしい。続けざまに爪が振り下ろされ、尾に横っ面を狙われ、時おり火炎を吐きかけられる。
炎はともかく、物理攻撃はまともにくらえない。直撃すれば骨や内臓の一つくらいは持ってかれる。
サマエレアの赤い体が尾を引き、彗星のようにも見える猛攻。これを裁きながら、アバデアにも魔法を向ける。
これ、端から見たら余裕に見えるだろうけど、そうでもないね。特に大きすぎて槍で受けて体勢を崩すっていうのができないのが辛い。かと言って無理矢理斬れば手痛い反撃をくらうだろうし。
トータルで見れば、鬼秀とウィンテを同時に相手取ってるのに近いか。純粋な実力だと二人ほど脅威ではないけど。
魂力支配の強度を高めて防御寄りに、動いても大した意味ないか。
やっぱり一番手堅いのは、魔法と物理を逆にすることかな。それなら腕や翼の一つくらい、いつでも切り落とせる隙が作れる。
でもねぇ。彼らからしたら私は妙な横やりを入れてきた部外者なわけだし、せめて正面から受け止めてあげたい気もするんだよね。
「サマエレアよ、このままでは埒があかない! 我も前にでる!」
おっと、そう来るか。あの変則攻撃が混ざるとかなりやりづらい。魔法にサマエレアも巻き込める分はプラスだけど、けっきょく広域に作用するようなのは天使達が邪魔で使えないし、少なくとも状況が好転するものじゃない。
魔法で妨害、は再生力に任せて無理矢理突破された。彗星の爪撃を躱した直後の頭上に、それよりはいくらか小さな、しかし十分巨大なアバデアの爪が迫る。
「果てよ、グラシアンの犬めが!」
これも回避一択か。
大きく後方へ下がり、爪をやり過ごすと共に一気に上昇。アバデアの背後に回ってサマエレアに追撃を許さない。
「甘いわっ!」
「っ!?」
予想外の衝撃に体がくの字に曲がる。きりもみしながら落下する中、目に入ったのはアバデアの腕から生えた虫の足だ。
まさかあの足、体のどこからでも生やせる? そうすると今は腹だけにある口も怪しい。
体勢を立て直し、眼前まで迫った赤い尾を受け止める。どうにか直撃は防げた。でも、備えもなく受け止めた両腕がミシミシと鳴る。
「くぅっ……。まったく、これだから魔族は」
もう少しまともな生物らしい挙動をしてほしい。
ていうかこの状況はマズい。完全に足が止まってしまった。アバデアからすれば良い的でしかない。
上から空気を切り裂く音が聞こえた。膨大な力も感じる。落ちてくるのは、毒々しい色の巨大な槍だ。
あれは、絶対に受けちゃいけない。致命傷にはならないけど、致命的にはなる。
回避、はダメだ。すぐ下にパリの街がある。二人の命と天秤にかけているわけでもないのに見捨てるなんて、龍の傲慢さが許さない。
なら選択肢は一つ。食い破る!
一秒に満たないチャージ。直後、龍の息吹が解き放たれた。
「ガァッ!」
白い光が奔流となって破滅の槍とぶつかる。重力を味方にする槍と逆らう吐息とは拮抗し、押し合う。魔竜の破滅と龍の災いがせめぎ合う。この間にも腕の骨は悲鳴を上げ続けていて、あと少し集中しきれない。
でも、私が負けるはずがない。
白が槍を飲み込んだ。消し飛ばし、そして槍の主を目指す。
アバデアは体を傾けて回避を試みたようだけど、いかんせん、大きすぎた。私を殴り飛ばした虫の足ごと片腕が消し飛ぶ。どうせすぐに再生するんだろうけど、目的は達成だ。
私を押し潰そうとしつづける壁みたいな尾へ足をかけ、そして腕の力を抜く。力に逆らわず、むしろ従うように蹴れば、追加のダメージを受けずに離脱完了だ。
すぐに腕を治しつつ、牽制にサマエレアへ雷を叩きつける。
「ふぅ。これはなかなかだね」
グラシアンが来る前に倒せるなら倒してしまおうと思ってたけど、かなり長引きそうだ。街や天使を気にしなくていいならもっとやりようはあるんだけども。



