まだ続くもう一日あと一日を、結局、まだ、行き場のない怒りや失望と共に過ごさないといけない。向き合えるか、消化できるか、手放せるかもわからないで。
殴っていようがいまいが、俺はどの道、止まれないままなのか。
そもそも、なんとかしようとすること自体、間違いだったのか?
そんなはずは……だって。
俺は口の中に苦いものを感じて、こぼした。
「……尾崎」
「何」
「俺、兄貴が消えた時高三だったとか、うちの高校に通ってたって、話してた?」
一瞬、尾崎の全身が強張ったように見えた。
返事はない。俺は一人で、兄と、自分のここまでを思い返した。
何か、怖いか憎いか、理不尽なことがある。それに何かの形で対抗しようとする。できないでいる。その状況を無様に思い、思わされ、もっと情けなくなる。でも自分のことなんだからとなんとかしようとする。やっぱりできないでいる。そしてただ今日を終え明日を迎え続ける。そのことを自分に強制し続ける。できなかった分まで。
どうして、そういう抗いあるいは適応の試みを、世界はふるい落とす?
思考が薄れるのを感じる。
殴っていようがいまいが、俺はどの道、止まれないままなのか。
そもそも、なんとかしようとすること自体、間違いだったのか?
そんなはずは……だって。
俺は口の中に苦いものを感じて、こぼした。
「……尾崎」
「何」
「俺、兄貴が消えた時高三だったとか、うちの高校に通ってたって、話してた?」
一瞬、尾崎の全身が強張ったように見えた。
返事はない。俺は一人で、兄と、自分のここまでを思い返した。
何か、怖いか憎いか、理不尽なことがある。それに何かの形で対抗しようとする。できないでいる。その状況を無様に思い、思わされ、もっと情けなくなる。でも自分のことなんだからとなんとかしようとする。やっぱりできないでいる。そしてただ今日を終え明日を迎え続ける。そのことを自分に強制し続ける。できなかった分まで。
どうして、そういう抗いあるいは適応の試みを、世界はふるい落とす?
思考が薄れるのを感じる。

