次に吉川が出かけた日の日記は、ずいぶん短かった。水族館ならもっと書くことがありそうなのに。
「いつにする?」
「明日。午前中から行く」
咲が若干食い気味に答えた。疑問が湧いているからこそ、早く知りたいという焦りが生まれたのだろう。俺も同じだ。
「分かった。じゃー待ち合わせとかはまたあとで連絡する」
日記を再びバッグにしまい立ち上がったが、今さらながら、ここがどこなのか分かっていなかった。
スマホで現在地を確認すると、すぐ近くに駅がある。山本さんと会った場所から二駅も離れていた。
今日も一緒に帰るということはなく駅で別れたので、咲がどの辺りに住んでいるのかいまだに不明だ。
知りたいというわけじゃないけど、何かあった時のために最寄り駅くらいは聞いておいたほうがいいかもしれない。
「いつにする?」
「明日。午前中から行く」
咲が若干食い気味に答えた。疑問が湧いているからこそ、早く知りたいという焦りが生まれたのだろう。俺も同じだ。
「分かった。じゃー待ち合わせとかはまたあとで連絡する」
日記を再びバッグにしまい立ち上がったが、今さらながら、ここがどこなのか分かっていなかった。
スマホで現在地を確認すると、すぐ近くに駅がある。山本さんと会った場所から二駅も離れていた。
今日も一緒に帰るということはなく駅で別れたので、咲がどの辺りに住んでいるのかいまだに不明だ。
知りたいというわけじゃないけど、何かあった時のために最寄り駅くらいは聞いておいたほうがいいかもしれない。



