……――深い眠りの中、何時の間にか真生の意識は真っ白な空間にいた。
“ここは何処だ?”
そう思いながら意識を集中して、その空間を探り始める。
すると、キランと光る場所をみつけた。
気になり意識を、その場所に集中する。
――うわぁぁぁぁぁぁぁ~……――
それと同時に真生の意識は叫びと共に光の中へ吸い込まれた。
因みに現実で真生が叫んだためライゼアとナシェルは心配し傍まで寄って来て大丈夫かとみている。
その後また普通に寝たため只の寝言だと思い二人は再び向かいのソファに戻って座ると真生をみていた。
その頃、光の中に意識を吸い込まれた真生は至る所に多種多様な魔法陣が浮かび上がる場所にいる。
“魔法陣? ここは何処なんだ。それに誰も居ないし声も聞こえない。小説や漫画、アニメなんかなら……女神か何か居るか声が聞こえるはず”
不思議に思い、グルリと周囲を見回した。
“おいっ! 誰か居るのか?”
そう問いかけるも木霊だけが響いているだけだ。
“どうして俺はこんな場所にいる? 確か……ソファに寝て……”
フワフワと浮くような感覚になんとなくだが夢の中なのだろうと思うも違和感しかなく戸惑っている。
“本当に……いったい、ここは?”
考えるほど分からなくなり混乱した。
すると、コツコツコツコツ……と音が聞こえてくる。
“足音? 時計の秒針の音か?”
何方とも取れない奇怪な音が徐々に近づいてくるように大きくなって来ていた。
その音は真生が感じる真上の辺りで止まったようである。
“ハァー……困るのよね。断りもなく自分勝手に異世界から召喚されても”
可愛い声が聞こえてきた。女性と云うか幼女のように可愛い声だ。
その声を聞き意識を自分の真上に向ける。
スペードの形を模ったような魔法陣の中央が虹色に光っていた。
“誰だ!?”
“おっ、誰なのか聞いちゃいます? んーどうしようかなぁ~教えようか? やっぱりやめとこかなぁ”
“……じゃあ、なんで俺の意識に入って来てるんだ?”
真生は苛立っている。この状況がのみ込めないから余計にだ。
“クスクス……冗談だよ。もしかして怒ってる?”
“当然だろ! なんのためにここに居るのか分からないうえに、その言い方って馬鹿にしてるよな?”
“あーごめんごめん。久々の異世界の人だったから、ツイ嬉しくてさ。それと言っておくけどマオの意識に入った訳じゃない。君の意識をここに呼び寄せたんだよ”
それを聞き真生は変な感覚だった理由が分かり納得する。
“それで、お前は何者なんだ? って云うか、なんとなく分かった気がするけどな。もしかして、この世界の女神か?”
――パンパカパーン!!――
と音が鳴り響き紙吹雪が舞った。
それをみた真生は「……」と呆れ何も言えなくなる。
“良く分かったね。そう女神スペーリオルだよ。まあ本来なら僕が召喚しようとしてた異世界の者だから、このぐらい分かるようじゃないと困るけど”
その声と共にボーイッシュな見た目の女神が、パッと真生の前に姿を現わした。
“子供?”
“誰が子供じゃあ~!! まあ可愛いのは認めるけどね”
“ハア……まあいい。それよりも、どういう事か詳しく説明してくれないか?”
そう言われスペーリオルは話し始める。
そして真生は、その話に耳を傾け聞いていた。
“ここは何処だ?”
そう思いながら意識を集中して、その空間を探り始める。
すると、キランと光る場所をみつけた。
気になり意識を、その場所に集中する。
――うわぁぁぁぁぁぁぁ~……――
それと同時に真生の意識は叫びと共に光の中へ吸い込まれた。
因みに現実で真生が叫んだためライゼアとナシェルは心配し傍まで寄って来て大丈夫かとみている。
その後また普通に寝たため只の寝言だと思い二人は再び向かいのソファに戻って座ると真生をみていた。
その頃、光の中に意識を吸い込まれた真生は至る所に多種多様な魔法陣が浮かび上がる場所にいる。
“魔法陣? ここは何処なんだ。それに誰も居ないし声も聞こえない。小説や漫画、アニメなんかなら……女神か何か居るか声が聞こえるはず”
不思議に思い、グルリと周囲を見回した。
“おいっ! 誰か居るのか?”
そう問いかけるも木霊だけが響いているだけだ。
“どうして俺はこんな場所にいる? 確か……ソファに寝て……”
フワフワと浮くような感覚になんとなくだが夢の中なのだろうと思うも違和感しかなく戸惑っている。
“本当に……いったい、ここは?”
考えるほど分からなくなり混乱した。
すると、コツコツコツコツ……と音が聞こえてくる。
“足音? 時計の秒針の音か?”
何方とも取れない奇怪な音が徐々に近づいてくるように大きくなって来ていた。
その音は真生が感じる真上の辺りで止まったようである。
“ハァー……困るのよね。断りもなく自分勝手に異世界から召喚されても”
可愛い声が聞こえてきた。女性と云うか幼女のように可愛い声だ。
その声を聞き意識を自分の真上に向ける。
スペードの形を模ったような魔法陣の中央が虹色に光っていた。
“誰だ!?”
“おっ、誰なのか聞いちゃいます? んーどうしようかなぁ~教えようか? やっぱりやめとこかなぁ”
“……じゃあ、なんで俺の意識に入って来てるんだ?”
真生は苛立っている。この状況がのみ込めないから余計にだ。
“クスクス……冗談だよ。もしかして怒ってる?”
“当然だろ! なんのためにここに居るのか分からないうえに、その言い方って馬鹿にしてるよな?”
“あーごめんごめん。久々の異世界の人だったから、ツイ嬉しくてさ。それと言っておくけどマオの意識に入った訳じゃない。君の意識をここに呼び寄せたんだよ”
それを聞き真生は変な感覚だった理由が分かり納得する。
“それで、お前は何者なんだ? って云うか、なんとなく分かった気がするけどな。もしかして、この世界の女神か?”
――パンパカパーン!!――
と音が鳴り響き紙吹雪が舞った。
それをみた真生は「……」と呆れ何も言えなくなる。
“良く分かったね。そう女神スペーリオルだよ。まあ本来なら僕が召喚しようとしてた異世界の者だから、このぐらい分かるようじゃないと困るけど”
その声と共にボーイッシュな見た目の女神が、パッと真生の前に姿を現わした。
“子供?”
“誰が子供じゃあ~!! まあ可愛いのは認めるけどね”
“ハア……まあいい。それよりも、どういう事か詳しく説明してくれないか?”
そう言われスペーリオルは話し始める。
そして真生は、その話に耳を傾け聞いていた。



