ここは真生の書斎だ。この部屋には真生、ライゼア、ナシェル、ダランカル、アクスファハンがいる。
真生は難しい表情で机上に置かれている書類から一枚とるとみた。
その左にはライゼアがいて書類を代わりに声をだし読んでいる。
右側にはアクスファハンが真生に聞かれたことを説明しているようだ。
机の前にはダランカルとナシェルが居て真剣に話を聞いている。
そうそう、あれから二日が経っていた。
そう、あのあと真生は眠っていたがライゼアに噛まれた挙句ナシェルに首筋を舐められ、ビックリして飛び起きる。
その後、真生は何時ものようにライゼアとナシェルを注意した。
その様子をみてダランカルとアクスファハンは笑っている。
そして四人から終わったことを聞き真生は周囲をみた。床で気絶していた者たちは既にいない。
寝ている間に何があったのかと真生は問いかけた。
目覚めたあと皆は謁見の間から出ていく者と気絶している者を起こすため手をかす者に分かれる。
全て目覚めさせ終えると手伝った者たちは謁見の間を出ていった。
そのことが寝ているうちに済んでいて真生は四人に感謝の言葉を述べる。
その後、真生たちは別室で話をすることにし謁見の間から出ていった。
それから色々あり今に至るのだ。
そして現在、真生は書類をみながらライゼアとアクスファハンの言葉に耳を傾けている。
「……魔王になりたいと思っているヤツは、アクスファハンの他に四人か」
「その中から私のことは除外して頂きたいかと」
「あっ、そうだった。だが、よく知ってたな」
そう言い真生はアクスファハンを見据えた。
「ライバルの情報を調べておかなければ、あとで苦戦しかねませんので。それと、その中の二人なのですが要注意です」
「要注意か……どんなヤツらなんだ?」
そう聞かれアクスファハンは二人のことを話し始める。
そう、あの暗がりに居た二人のことだ。
確かアクスファハンは休戦協定を結んでいたはずじゃないのか?
まあ、魔王になるのを諦めたアクスファハンにとっては既に休戦協定など不要なのである。
因みに二人はオーガのトールシギ・ケイシェベルとオークキングのオルク・デゼだ。まあ、あとは追々紹介するとしよう。
「なるほど……オーガとオークキングか。空想の存在だが俺の世界でも聞いたことはある。だけど同じとは限らないけどな」
「そうなのですね……この二人とは行動を共にしていました」
「なぜだ? 魔王になりたいと目論む者同士で……意味が分からない」
そう言い真生は不思議に思い首を傾げる。
「要注意だからですよ。勝手に動かれたのでは私にとって不都合でしたので」
「そうなると……一緒に行動ってことは互いに休戦していたのか?」
「そうなりますね。まあ私は自ら休戦協定を破ってしまいましたが」
言ったはいいが気まずくなったアクスファハンは真生から目を逸らした。
「なぜ破った? あの場で自分が魔王になるためか?」
「それは弁明の余地などありません。ですが、あの時……マオ様の姿がみえず。本当に復活した魔王なのか? それとも只の臆病者なのか? と疑問を抱いてしまったのです」
「……そうか。本当なら協定を破るつもりじゃなかった。だが俺のことが気になってツイ出来心でって訳だな」
そう言われアクスファハンは俯き何も言えなくなる。
(冷静なようにみえるが一時の感情で動くタイプか。ってことは俺よりも強い者が現れれば寝返るかもしれない。
まあ、その時は懲らしめればいいだけだ。とりあえずは様子見だな)
そう思い真生は更に問いかけアクスファハンから話を聞き出していた。
真生は難しい表情で机上に置かれている書類から一枚とるとみた。
その左にはライゼアがいて書類を代わりに声をだし読んでいる。
右側にはアクスファハンが真生に聞かれたことを説明しているようだ。
机の前にはダランカルとナシェルが居て真剣に話を聞いている。
そうそう、あれから二日が経っていた。
そう、あのあと真生は眠っていたがライゼアに噛まれた挙句ナシェルに首筋を舐められ、ビックリして飛び起きる。
その後、真生は何時ものようにライゼアとナシェルを注意した。
その様子をみてダランカルとアクスファハンは笑っている。
そして四人から終わったことを聞き真生は周囲をみた。床で気絶していた者たちは既にいない。
寝ている間に何があったのかと真生は問いかけた。
目覚めたあと皆は謁見の間から出ていく者と気絶している者を起こすため手をかす者に分かれる。
全て目覚めさせ終えると手伝った者たちは謁見の間を出ていった。
そのことが寝ているうちに済んでいて真生は四人に感謝の言葉を述べる。
その後、真生たちは別室で話をすることにし謁見の間から出ていった。
それから色々あり今に至るのだ。
そして現在、真生は書類をみながらライゼアとアクスファハンの言葉に耳を傾けている。
「……魔王になりたいと思っているヤツは、アクスファハンの他に四人か」
「その中から私のことは除外して頂きたいかと」
「あっ、そうだった。だが、よく知ってたな」
そう言い真生はアクスファハンを見据えた。
「ライバルの情報を調べておかなければ、あとで苦戦しかねませんので。それと、その中の二人なのですが要注意です」
「要注意か……どんなヤツらなんだ?」
そう聞かれアクスファハンは二人のことを話し始める。
そう、あの暗がりに居た二人のことだ。
確かアクスファハンは休戦協定を結んでいたはずじゃないのか?
まあ、魔王になるのを諦めたアクスファハンにとっては既に休戦協定など不要なのである。
因みに二人はオーガのトールシギ・ケイシェベルとオークキングのオルク・デゼだ。まあ、あとは追々紹介するとしよう。
「なるほど……オーガとオークキングか。空想の存在だが俺の世界でも聞いたことはある。だけど同じとは限らないけどな」
「そうなのですね……この二人とは行動を共にしていました」
「なぜだ? 魔王になりたいと目論む者同士で……意味が分からない」
そう言い真生は不思議に思い首を傾げる。
「要注意だからですよ。勝手に動かれたのでは私にとって不都合でしたので」
「そうなると……一緒に行動ってことは互いに休戦していたのか?」
「そうなりますね。まあ私は自ら休戦協定を破ってしまいましたが」
言ったはいいが気まずくなったアクスファハンは真生から目を逸らした。
「なぜ破った? あの場で自分が魔王になるためか?」
「それは弁明の余地などありません。ですが、あの時……マオ様の姿がみえず。本当に復活した魔王なのか? それとも只の臆病者なのか? と疑問を抱いてしまったのです」
「……そうか。本当なら協定を破るつもりじゃなかった。だが俺のことが気になってツイ出来心でって訳だな」
そう言われアクスファハンは俯き何も言えなくなる。
(冷静なようにみえるが一時の感情で動くタイプか。ってことは俺よりも強い者が現れれば寝返るかもしれない。
まあ、その時は懲らしめればいいだけだ。とりあえずは様子見だな)
そう思い真生は更に問いかけアクスファハンから話を聞き出していた。



