目の前にあるステータス画面を試行錯誤しながら真生は操作していた。
(なんで最初に教えてくれなかったんだ? まさか俺を操るためじゃないだろうな。……あり得すぎるんだが。
あのまま言いなりになってたらって思うと、ゾーっとする)
そう思い自分のステータスを確認してみる。
〖・総レベル:5 ・HP:3044404 ・MP:4714 ・攻撃力:47314 ・防御力:18184714 ・TP:15/100 ・能力:【掃除】レベル34 ・覚えているスキルの数:7 ・職業:見習い以下の魔王候補――……〗
そう表示されていた。
それをみている真生はステータスの数字が何かの暗号のように思えてくる。
(HPが、そおじしよおよ。MPは、しないよ。攻撃力って、しなさいよ。防御力、いやいやしないよ。
他は普通だが……なんで、これだけ……そうみえるんだ? ハァー……考えても仕方ないか。所詮は、ガチャ能力だ。恐らく適当に割り振られたんだろう。
それよりも職業が【見習い以下の魔王候補】……ってことは段階を踏まえて成り上がっていくしかないってことだよな)
先が長いと思い真生は気が重くなった。
(ステータスは、こんなもんか。あとはスキルの種類を把握しないとな)
ステータス画面を操作しながら覚えているスキルを確認する。
(なんとなく予想はしていたが……全部掃除に関するものだ。それも、どう考えても無理矢理感が否めない。そういえばレベルは、どうやって上がるんだ?)
不思議に思い真生はステータス画面の何処かに記載されてないかと探した。だが見当たらない。
(なんで記載されてない? 普通ゲームなら、どこかに書いて……いやそうだよな。これはゲームじゃない。
ハァー……俺は何を考えてんだ? 総レベルが上がる方法は今の所は皆無だ。
只、能力スキルのレベル……個別スキルの方に経験値とレベルの表示があった。ってことは個別スキルのレベルを一定数あげればいいのか?
それか……あと考えられるのは個別スキルが上がった数かもしれない。いや……他の方法で上がるのか?
あー……考えていても分からない。まあいいか……こんなことを考えてる場合じゃないしな。それよりも覚えている個別スキルで今を乗り切るしかない)
そう考えが纏まると目の前にいるライゼアとナシェルとダランカルをみる。
「今使えるスキルは七つだ。この中で現在つかっていないスキルが五つある。それも簡単な使い方の説明しか記載されていない」
「そうなのですね……どのようなスキルなのでしょう。早くみたいですう」
「そのスキルって試すことできねえのか?」
ダランカルに言われ真生は悩んだ。そう今つかっても意味がないように思えたからである。
「試すことは可能だ。だが、やめておく」
「なぜなのじゃ?」
「今使っても意味がないからだ」
それを聞きライゼアとナシェルとダランカルは、なるほどと納得した。
「じゃあ試さずに使うってことか」
「ああ、そうなる。まあ、スキルを見る限り試さなくても大丈夫だろう」
「それなら良かったですう。あとはマオウ様を、どうやって紹介するかですね」
そう言われ真生は、コクッと頷き思考を巡らせる。
そしてその後も四人は話し合いをしていたのだった。
(なんで最初に教えてくれなかったんだ? まさか俺を操るためじゃないだろうな。……あり得すぎるんだが。
あのまま言いなりになってたらって思うと、ゾーっとする)
そう思い自分のステータスを確認してみる。
〖・総レベル:5 ・HP:3044404 ・MP:4714 ・攻撃力:47314 ・防御力:18184714 ・TP:15/100 ・能力:【掃除】レベル34 ・覚えているスキルの数:7 ・職業:見習い以下の魔王候補――……〗
そう表示されていた。
それをみている真生はステータスの数字が何かの暗号のように思えてくる。
(HPが、そおじしよおよ。MPは、しないよ。攻撃力って、しなさいよ。防御力、いやいやしないよ。
他は普通だが……なんで、これだけ……そうみえるんだ? ハァー……考えても仕方ないか。所詮は、ガチャ能力だ。恐らく適当に割り振られたんだろう。
それよりも職業が【見習い以下の魔王候補】……ってことは段階を踏まえて成り上がっていくしかないってことだよな)
先が長いと思い真生は気が重くなった。
(ステータスは、こんなもんか。あとはスキルの種類を把握しないとな)
ステータス画面を操作しながら覚えているスキルを確認する。
(なんとなく予想はしていたが……全部掃除に関するものだ。それも、どう考えても無理矢理感が否めない。そういえばレベルは、どうやって上がるんだ?)
不思議に思い真生はステータス画面の何処かに記載されてないかと探した。だが見当たらない。
(なんで記載されてない? 普通ゲームなら、どこかに書いて……いやそうだよな。これはゲームじゃない。
ハァー……俺は何を考えてんだ? 総レベルが上がる方法は今の所は皆無だ。
只、能力スキルのレベル……個別スキルの方に経験値とレベルの表示があった。ってことは個別スキルのレベルを一定数あげればいいのか?
それか……あと考えられるのは個別スキルが上がった数かもしれない。いや……他の方法で上がるのか?
あー……考えていても分からない。まあいいか……こんなことを考えてる場合じゃないしな。それよりも覚えている個別スキルで今を乗り切るしかない)
そう考えが纏まると目の前にいるライゼアとナシェルとダランカルをみる。
「今使えるスキルは七つだ。この中で現在つかっていないスキルが五つある。それも簡単な使い方の説明しか記載されていない」
「そうなのですね……どのようなスキルなのでしょう。早くみたいですう」
「そのスキルって試すことできねえのか?」
ダランカルに言われ真生は悩んだ。そう今つかっても意味がないように思えたからである。
「試すことは可能だ。だが、やめておく」
「なぜなのじゃ?」
「今使っても意味がないからだ」
それを聞きライゼアとナシェルとダランカルは、なるほどと納得した。
「じゃあ試さずに使うってことか」
「ああ、そうなる。まあ、スキルを見る限り試さなくても大丈夫だろう」
「それなら良かったですう。あとはマオウ様を、どうやって紹介するかですね」
そう言われ真生は、コクッと頷き思考を巡らせる。
そしてその後も四人は話し合いをしていたのだった。



