自分のことでいっぱいでうっかり忘れてしまっていた。
この時期は、玲音のお父さんの精神状態が悪化して大変な時だった。
学校に来なくなったほど玲音は大変だったのに、後から知った私は何もしてあげられなかった。
前の世界でも、この世界でも、いつだって玲音は私の隣にいてくれてたのに。
*
「明日香ー。帰ろうー」
「ごめん、今日玲音の家寄るから、先帰るね」
「そっか。心配だもんね」
花音にごめんともう一度謝ってから、久しぶりに玲音の家を尋ねる。
インターホンを押すと、しばらくしてから玲音が玄関の扉を開けて出てきた。
「…明日香?」
この時期は、玲音のお父さんの精神状態が悪化して大変な時だった。
学校に来なくなったほど玲音は大変だったのに、後から知った私は何もしてあげられなかった。
前の世界でも、この世界でも、いつだって玲音は私の隣にいてくれてたのに。
*
「明日香ー。帰ろうー」
「ごめん、今日玲音の家寄るから、先帰るね」
「そっか。心配だもんね」
花音にごめんともう一度謝ってから、久しぶりに玲音の家を尋ねる。
インターホンを押すと、しばらくしてから玲音が玄関の扉を開けて出てきた。
「…明日香?」



