夜が明けたら君に幸せを。

「誰か…っ…」



叫ぶよりも先にガムテープで口を塞がれ、それでも抵抗しているとおなかを思いっきり蹴られた。


あまりの痛さに怯んだ隙を見逃されるはずもなく、腕と足をロープで縛られ、床に転がされる。



「はい、捕獲かんりょーと」


「思ったよりも簡単だったねー。で、これからどうする?」


「もう逆らえないほど痛い目見させたいよねー」


「…あ、そーだ」



一人の女子がにやりと笑い、ジャージのチャックを下まで下げてきた。



「ジャージって、脱がせやすくて便利だよね」


「ぷっ、あははまじ?」